(こいつが笑うと、どんな事も上手くいきそうな気がするから不思議だ。やっぱり、こいつは俺にとって──)

さて!朝の記事でもお知らせした通り、恋愛ストーリー紹介は今回の更新で終了です。一ヶ月掛けて三千院鷹通との三年間を振り返ってみたわけですが、どうでしょう?このブログを読んで何か彼への印象は変わりましたか?少しでも好感度は上がりましたか?もしも少しでもいい方向に誰かの気持ちが動いたのであれば満足です。

最後に紹介するのは5月に開催されたハイキングスカウトLE【オフモード・トレッキング】です。新春以来のLEがハイキングスカウトって、もっと、こう……野外フェススカウトとか、アイドルらしい題材が、あったのでは…と思わなくもないですが、まあこの前に農業とかやってますからね、まだまだノーマルな方でしょう。多分。



今回は何かを満足げに完成させている鷹通の姿からスタート。何かと思えば次のライブで販売するTシャツのデザインだそうで。ベースのデザインは3人で話し合って決めて、そこに3人それぞれに合うように鷹通がアレンジを加えたとの事。鷹通は絵を描くのは苦手とのことですが虎彦曰く色使いのセンスはあるそうですからね、適任だったかと思います。なにせプロの画家のお墨付きですから。
今回Lancelotが参加するライブは『MOUNTAIN ROCK』。その名の通り山の中で行われるロックフェスです。会場が山にあるということで準備やリハーサルの為数日前から会場入り、泊りがけで挑む事になります。有名アーティストなんかも多数出演する大きなライブ、そこに参加できるほどにLancelotは知名度を上げているのです。初期の頃はインストアライブをしていたLancelotが、です。そう考えると大きなレベルアップだとは思いませんか?

そして数日後、既に会場入りしていたプロデューサーとLancelotが合流、彼らはライブが終わるまでの数日間はロッジで生活することになります。その説明を終えるとプロデューサーはスタッフに呼ばれ、すぐにそちらへ向かってしまいます。大きなイベントということもあり準備も大変なのでしょうが、どうやら疲れも出ているようで顔色も優れない。鷹通はひっそりと彼女を心配していました。

リハーサルを終えた鷹通は本番までに改善するべき点をプロデューサーに相談しようとしますが、相変わらず多忙のようで不在。顔色が悪いまま働き続ける彼女を心配していると……打ち合わせのためにと戻ってきていたプロデューサーに独り言を聞かれてしまいます。
しかし特に追及はされず午後から他のアーティストのリハーサルを見学しないかと誘われ、流石に少し休んだ方がいいと声を掛けます。しかしながらプロデューサーも嫌々働いている、という訳ではありません。むしろ本番が楽しみで、何かしら動いていないと落ち着けないというのが本心。身体的な疲れは溜まっているようですが精神的には元気そのもののようです。翌日は午後だけ予定が入っているのでそう忙しく動き回ることもないから、とフォローを入れるプロデューサーに鷹通は、午前の時間を自分にくれないかとお願いし、彼女を山の中へ連れていきました。

山の中、彼はプロデューサーを連れてトレッキングへ。放っておいては本当に本番まで働き詰めになってしまいそうだから気分転換に、とのことです。
和やかに話しながら山を登っているとだんだんと足元が滑りやすくなってきたようで、鷹通はプロデューサーに声をかけますが……その途端、プロデューサーは転んでしまいます。それはもう見事に。仕事をしている時はしっかりした大人の女性、頼りがいのあるプロデューサー。そんな彼女ですが何だか目を離せないところもあります。【あの夏をもう一度】でも岩場で転んで怪我をしていましたね。それは【落ち着く関係】で本人が言っていたように『鷹通と居ると素でいられる』ということなんだと思います。
そんな事実を改めて認識し、今の彼女は完全にオフモードである、ということに気が付いた鷹通は急に気恥ずかしくなってしまいます。訝しむ彼女の手を握り、立ち上がらせて再び頂上を目指すのでした。

山頂からは本番で立つステージが見下ろせます。いいライブにしようと互いに気を引き締め直しつつそういえば今日は二人でよかったのか、一誠と双海は連れてこなくてよかったのか?とプロデューサー。相変わらず少々鈍い。
二人で来れてよかった、という鷹通に同意し、笑顔を取り戻したプロデューサーを見て鷹通は、(こいつが笑うと、どんな事も上手くいきそうな気がするから不思議だ。やっぱり、こいつは俺にとって──)と改めて彼女への好意を再確認しました。

3話ではついにライブ本番!GRの鷹通のいい笑顔を見ると分かりますがこの時の彼はいつも以上にライブを楽しんでいるように見えました。ライブシーンもぜひお見逃しなき様お願いします!

そしてライブを終えた夜、余韻に浸るプロデューサーの姿を鷹通は見つけます。そして頑張ってくれた彼女に見せたいものがある、と、2話のように再び山の中へ。彼が見せたかったのは夜空に輝く月と星でした。
星空を見上げながら、ようやくプロデューサーは鷹通が自分を心配していてくれたことに気が付き、謝ります。本当ならプロデューサーである自分があなたの心配をすべきなのに、と。しかしそこは長い付き合い、鷹通は彼女の性質をよく理解しています。脇目も振らず目的地へ一直線!なところを。【三千院流!芸術鑑賞】でもそうでしたね、小さな絵を見落として、見たいと思っていた絵画に一直線。そんな彼女の足を止めさせたのも鷹通でした。思えばあの頃からそういう関係性は出来上がっていたのかも知れません。
しかし相手のことをよく知っているのは鷹通ばかりではありません。プロデューサーもまた鷹通のことはよく理解しているのです。例えば一誠と双海を慕っているところ、例えば本当は優しい人であるところ、実は怖がりなところとか。
最後のは悪口だと文句を言う鷹通にフォローを入れるプロデューサー、しかし鷹通は納得いかないようで他にもあるだろう、と。「例えばお前のことを好きなところとか」と大胆な発言。いつもならば照れてなんでもないと無かったことにしてしまう彼ですが、今回はそうして退かず、自分のことをよく理解してくれる、そんなお前が好きだと正面から告白。そして戸惑い、答えに悩むプロデューサーに「今はまだ答えなくていい」とも。もっと大きなステージに立ったら迎えにいくから、と、これは【覚悟の印】の時にも示していましたね。つまりはトップアイドルになったら改めて答えを聞かせて欲しいという意思表示。それまではプロデューサーとして、アイチュウである自分を支えて欲しい、そして自分はプロデューサーが無茶をしすぎないよう支えるから、傍に居させてほしい、と。
告白の答えを欲しがって、相手に自分と同じ気持ちを求めて焦っていた頃からは考えられない発言です。徐々に成長し、心境にも変化が訪れたのでしょう。そんな彼の恋がどうなるのかは……今後に期待です。このお話はここで終わりなので。



ということで!恋愛ストーリー紹介はおしまいです!毎度長い記事を書いていましたが読んでくださった方本当にありがとうございます!イベントストーリー、他キャラクターのストーリーも見てみたいよ〜なんて声があればまた書きたいなとは思いますが……一先ずはこれでおしまい。後は彼が最後の最後で大逆転できることを祈るまでです。皆様、1票でも構いませんし1票以上でも構いません。清くても清くなくても結構です。三千院鷹通をトップにする為に、彼の掲げた目標を達成させる為に、どうか投票よろしくお願い致します。それでは!最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!

『……先生、どうしてもダメなんですか?俺の気持ちはあなたの重荷ですか…?』

16日に終えるはずだったこのブログ、大分延長しておりますがなんとあと2枚のカードを紹介したら終わってしまいます。3周年は今月いっぱいスカウト期間なので紹介しません!頑張って引いてください!
ストーリー紹介記事、1日だいたい3000-4000文字程度書いていたはずなので27枚分となるとなんと少なめに見積もっても80000文字位は書いたんでしょうか。80000文字ってどんなもんなんでしょうか?私が過去に出してきた同人誌はだいたい12000-15000文字程度なので5-6倍くらい?となると100ページを超えるわけです。意外とたくさん書いていたんですね。それが出来たのも三千院鷹通という人を応援したかったから。知って欲しかったから。知った上で応援したいと思って欲しかったからです。つまりは私なりの彼に込めた愛情です。愛がなかったら出来ませんとも!なんて個人的なお話はここまで!今日も紹介していきますよ!

本日のカードは4月のBADBOY!BADDAY!スカウトSR【ギャップde名演技!?】です。前代未聞の過去イベントガチャ、前代未聞のチェンジ前後で衣装変更のないスカウト、そして前代未聞の刈り上げなしの鷹通のカードでした。色々と衝撃的でしたね。何が一番衝撃的って前回紹介したゴシックスカウトの2週間後に行われたスカウトがこれだった事ですね。スカウトスパンの狂い具合は今に始まったことではありませんが。ええ。

今回のお話も練習着の鷹通と遭遇するいつものパターン…ですが今回は練習中ではなく、何やら黄昏ている鷹通の姿を発見する所からスタートです。話を聞いてみるとダンスの練習の休憩中なんだとか。
何か用があるのかと促されたプロデューサー、鷹通に「こんな事を言うと若しかしたら困らせるかもしれないんだけど」と何やら意味深な前振り。鷹通ももしやこれは…!?とドキッとしてしまいます。こういうところ、ちょっと可愛いようなむっつりなような…何とも言えませんね、分かります。
すっかり愛の告白と決めつけた鷹通は「どんな話でも聞いてやる」「全力で受け止めてやる」と気合十分。そんな彼にプロデューサーが切り出した話は「鷹通君に高校生になってもらいたい」という、何だそれ?なお話でした。
なぜ突然そんなことを?それはこのスカウトタイトルにもあるBADBOY!BADDAY!、一回目のラビのイベントですね。その時にラビが演じた不良役が好評だったから。事務所の公式ホームページに学園ドラマの動画を掲載する運びになったそうです。
学園ドラマであれば教師も居るのではないか?と教師役に立候補する鷹通ですが、視聴者が先生という設定で進められるそうで却下されてしまいます。不満げにしながらも一誠と双海はどうなのかと聞けば、その二人は裏方に回るそうで演じる側には立たないそう。つまり鷹通一人で高校生役に挑むこととなります。
鷹通が演じるのは…まあカードを見たらなんとなく雰囲気はわかりますね。先生に恋をしてしまう、優等生の役です。教師に恋なんて校則違反だ!社会のルールに反する!と言い出す鷹通ですが、プロデューサー曰くそこは意外性を重視した配役なのだそう。
ルール違反だなんだと声をあげてはいるものの、鷹通は引き受けた仕事を投げ出す人ではありません。やるなら全力!と気合いを入れる彼にプロデューサーはドラマの台本を渡してその場を去ります。受け取った台本を開くとそこに書いてあったセリフは…!?というところで1話が終わります。何が書いてあったんでしょうね?

2話では今度こそお決まりのパターン。台本片手にセリフ練習をしているらしい鷹通と遭遇です。そしていつもながらサッと台本を後ろに隠してしまう鷹通。練習に付き合うと言われてもいつもながら素直にお願いしますとは言えません。が、先生に恋をしてしまう生徒のお話、つまり恋愛ドラマ、本当に好きな人を相手にしたなら、より感情移入できるかもしれない。それに気づいた彼はプロデューサーにやっぱり練習に付き合ってほしいと告げます。プロデューサーは断る訳もなく、目の前に立って鷹通のセリフ待ち。今回は鷹通のセリフしか存在しないお芝居なので彼女の仕事は黙ってセリフを聞いていること、ただそれだけなのです。
頭の中で自分は目の前の教師に恋をしている男子生徒、と言い聞かせ、イメージを固め、鷹通はセリフを話し始めます。『……先生、どうしてもダメなんですか?俺の気持ちはあなたの重荷ですか…?』から始まる彼の演技、普段の雰囲気とは全く違い、敬語を使って愛を囁く様はそれはもう、見てて照れてしまうくらいの熱演っぷり。プロデューサーもなんだか自分が告白されているかのように錯覚してしまいます。
鷹通が「俺の気持ちを受け取ってくれ」と言うセリフをぶつけると、プロデューサーはついに「はい」と答えます。黙っているはずのプロデューサーが、「はい」と。「間違えて」「思わず」「鷹通君に言われた気がして」そう答えてしまったとのこと、一瞬そうかと納得しかける鷹通ですがそれって……?と即座に引っかかります。その時プロデューサーは社長から電話で呼び出されてしまい、立ち去る事に。一人残された鷹通は今の返事の意味を考えますが…そこは恋愛に不慣れな彼のこと、答えには辿り着けませんでした。

数日後、撮影本番となり衣装に着替え、髪をセットした鷹通は、裏方として控えている一誠、双海に笑われます。それはもう盛大に。同い年の友達が25歳にして高校生役を演じていますからね、そりゃあもう見ていて面白いでしょう。憤慨する鷹通ですが、それよりも気になっているのはやはり先日の出来事。双海と一誠にこの前の流れを、相手がプロデューサーであることは伏せて話したところ、双海からはそれは両想いであるというニュアンスの返事を、一誠からはそんなものは本人に聞かなきゃわからないという返事をもらいます。誰の話なのか、と追及された鷹通は咄嗟にドラマの話だと誤魔化し、撮影に向かいますが、残された2人は訝しげな様子。だって、このお芝居、相手役は居ませんから……あの話の流れだと一人芝居なのに返事をもらったおかしな人です。まあ、鷹通の妄想ということで片付けられてしまうのですが…。
そしてついに撮影本番!もう見てて照れまくってしまうような愛の言葉がポンポン飛んできます。凄いです。学園ドラマ、しかも優等生役と言うこともあって普段とは全く違った様子の鷹通が見られますので、今後復刻スカウト、推しメンスカウト登録が来た時には!是非!読んでみてください!

撮影後はいつものように鷹通の仕事ぶりを褒めるプロデューサー。それに対して鷹通は「また練習の相手してくれよな、先生」と茶化して返します。最初の頃は!先生って呼ぶのが嫌だと!言っていた鷹通がです!
さっきまでの演技もあって、なんだかドラマの中の先生になってしまったような気分、確かに自分は実際に先生で間違ってはいないんだけれど…。そんな彼女に鷹通は「俺の気持ちとしては何も間違ってない」とはっきり断言して休憩しに行ってしまいます。あの演技を見たあとに!それを言われると!めちゃくちゃ照れるので、本当に演技シーンを見てください。すごいですよ、迫真の演技すぎて。

それから撮影は終了し、映像のチェックを終えてようやく帰宅することになったプロデューサー。身支度をして外に出るとなんと先に帰ったはずの鷹通が待っていました。なんでも「聞きたいこと」があるということです。
鷹通が聞きたかったのは、もちろん先日の件。あの時返事をしたのはどういう事だったのか、真剣に聞いてるから真剣に答えてくれとまで言われてしまい、逃げ道はなくなってしまいます。プロデューサーの真剣な答えは「鷹通君に告白されている気分になって思わず『はい』と答えていた」というものでしたが、鷹通は慌てて「それじゃあ俺からの告白に『はい』と答えたみたいじゃないか」と指摘。するとプロデューサーも「それはまるであなたのことが好きみたいだ」と慌て始めます。プロデューサーの気持ちの行方はもはや明らかなのに、鷹通も、プロデューサー本人も結局理解することはできません。いやそこはもう分かるだろと、思うんですが、恋愛初心者の2人には分からなかったんですねこれが……。
結局、混乱は収束しないまま、鷹通の提案により「気持ちを確かめるために」「一緒に帰る」ことになります。並んで歩いている間、鷹通はどうすればいいのか分からず、内心狼狽えるばかりなのでした。



元々鷹通に対して悪い感情は持っておらず、けれどいつまでも友達扱いが目立っていたプロデューサーでしたが、ついに気持ちの変化が見て取れるようになります。勢いに圧されたところはあるにしても、実質今回で鷹通からの告白を受け入れたのですから、やっと報われてきたというところです。
さて、恋愛ストーリー紹介はいよいよ次回で最後!ラストは一体どんなお話が待っているのか?楽しみにしていてください!

「どんな荒波も、逃げ出さなければ打ち勝てると知っていたからな」

二回目の中間発表が出ましたね!鷹通は……未だ2位と惜しいところです。1位との票差は前回よりも少し開いてしまいました。しかし!!Lancelotの2回目のピックアップはこの後16時からです!Alchemistは既に始まっています!まだまだ充分巻き返せると思いませんか?微々たる票でも、例えログインボーナスやデイリーミッションの数枚分でも、単発1回の1枚だとしても、重ねれば1位への道に繋がります。もうスカウトは回さないから、と諦めず、最後の最後まで戦いましょう。ここで終わるわけにはいかないって、本人がそう言っているので。

ということで今日はちょっと早い更新です!今日紹介するのはLancelotの4回目のグループスカウト、ゴシックスカウトSR【見栄っ張りナイトスクール】です。4回目にして以前サイバースカウトで組んだRE:BERSERKと再び共演になったのは何故なのか。そしてグループスカウトはAlchemistを除いてどのグループも外注絵柄が多い中何故本家絵柄だったのか。分かりません。なにもわかりませんとも。未だに理解は出来ていません。なんだったんだこれ。夢?



さて今回のお話は、ル・シエル・ブルーのようにピアノの音を聞いたプロデューサーが音楽室へと向かうところからスタート。扉を開けると居たのは鷹通、力強く演奏していたのはベートーヴェン
「運命」。これを鷹通が気持ちを込めて弾いていたのには理由がありました。
この曲のタイトルの由来は冒頭の部分(あの有名なダダダダーンのとこです、伝われ)は「運命がドアを叩く音」とされているからなんだそうです。抗うことの出来ない壁の到来、人生の荒波に翻弄されながら生きる人間を意味している。即ち、運命に怯えている。……と、ここまでまるっと鷹通の言葉を引用しております。音楽には明るくないものでして。そういうことらしいんです。知ってました?私はもちろん知りませんでした。
そんな曲に心がこもるということは、もしや鷹通もなにかに怯えているのか?ストレートにそう聞くと言葉を濁されますが、なにかあったなら話を聞く、と優しくされては頑なな心も解けるというものです。鷹通が不安に思っていること、怯えていることは……次の仕事の内容。一誠曰くホラー映画のオファーが来たとのことで、また自分をからかうための嘘なんだろうとプロデューサーに確認すれば、彼女はその噂は本当だと言う。しかし、正統派ホラーという訳では無いそうで、ジャンルを決めるなら『ゴシックファンタジーホラーラブストーリー』と分かりにくいもの。この映画の詳細、鷹通が演じる役についてプロデューサーは詳しく教えてくれました。

今回Lancelotが挑むのはオムニバス形式の一人芝居のお話。世界観や軸は同じで、それぞれ自分に焦点を当てられたお話を演じることになるそう。鷹通が演じるのは『夜にだけ現れる館の主人に仕える悪魔の執事役』です。
ラブストーリー、しかし相手役の居ないお芝居ということで実際に相手は居ませんが、設定としてこのお話には少女が登場します。鷹通の担当するシナリオに登場するのは『500年に一度生まれる繁栄の力を持った少女』。本来は鷹通が仕えている主人(一誠)がその少女を花嫁にすべく求めているのですが、執事(鷹通)の方が先にその少女と出会ってしまいます。URの鷹通のビジュアルの通り、悪魔の頭には角があり、顔半分は皮膚がなく骨が剥き出し。そんな姿を見ても怯えない少女に執事は惹かれ、やがて二人は恋に落ちてしまう。執事として主人のことは慕っているけれど、恋した相手は流石に主人が相手でもやすやすとは渡せない。主人と出会ってしまう前に少女を人間界に帰そうと執事は奮闘する……というのが鷹通の受け持つストーリーです。これだけ詳しい内容が出ているならボイスドラマ化やノベライズを期待したいのですが……ど、どうなんでしょう?難しいのかな?でもこれだけで終わっちゃうの勿体なくないですか?こんなストーリーがあと二人分あるんですよ?
ストーリーを話し、改めてオファーを受けてくれるかどうか聞いてみると鷹通からは「荒波は乗り越えてこその運命だ」との返事。つまりOKしてくれるらしい。けれど!鷹通はひとつだけ条件を提示してきます。

鷹通が提示してきた条件、それは真夜中の学校に一緒に忍び込む事。何故かというとホラーが苦手だと思われているようだからその勘違いを解きたいと。果たして本当にこちらの勘違いなんでしょうか…?
今回演じるのは執事役ということもあり、ここで冷静さを保って芝居に繋げたいという意味もあるとのこと。そう語っている最中、不意にどこからか猫の鳴き声が。それを聞いた鷹通、すごい勢いで叫びます。それはもうものすごい声量で。ここがボイス付きなのですがイヤホン越しにうっかり気を抜いて聞くと耳をやられます。というレベルです。いままで聴いたことない声をしてました。めちゃくちゃ面白いので是非ともいつか揃えて聞いてみてください。
校舎内に入った後も鷹通はちょっとした物音で大袈裟すぎるくらいの悲鳴を上げます。時には窓に映った自分の姿に驚いたりなど……重症です。ホラーが苦手じゃないとは、冷静さを保つとは、一体。プロデューサーよりビビっちゃってますからね。

校内を回りながら、プロデューサーが流石に怖くなってきたと告げると鷹通も「少し怖い」と返します。少し?少しとは?という感じですがここは男のプライドを尊重してあげることにしましょう。こちらからやっぱり手を繋ごうと誘えば……ものすごい力で握り締められます。強く握りすぎだよ!と指摘した直後、運の悪いことに鷹通の首筋に雨垂れが直撃。またしても悲鳴。そして水との相性よ悪さがここでも発揮されてしまいましたね、本当に水辺や突然の豪雨には気をつけて頂きたい。
絶対手を離すなよ!と縋る様はもう、情けないことこの上ないですが、ここで鷹通はようやくお正月の宣言を思い出します。行動で行為を示すと宣言したにも関わらずこの体たらく、今のところ正直何も示せていません。気を取り直し、何とか冷静さを取り戻すと「ここからは俺に着いて来い」と。手をしっかりと握り直し、普段通りに振る舞おうとする鷹通に無理はしなくていいとプロデューサーは告げますが……無理はしていない、実際少しはしているかもしれないけれど、と精一杯の強がり。彼いわく「無理をしてでも、自分を騙してでも、かっこよくありたいときがあるものなんだ」とのことでした。好きな女の人を前にしていますからね、そう思う気持ちは分かります。普段から見栄っ張り、かっこつけたがりの鷹通なら、尚更。

せっかくの夜の学校、ホラーな雰囲気なので映画についての話をしたい、との提案をプロデューサーは受け入れます。鷹通はあの映画の中の少女をもしも好きなひとだったら、プロデューサーだったならと考えたそうで、そうしたら役の気持ち、執事の気持ちが痛い程分かったそうです。例え信頼している仲間が相手でも、好きな人は渡せない、渡したくない、鷹通はそう感じてしまったとのこと。ぎゅっと手を握られ「お前を誰にも渡しはしない」と告げる姿は先程までとは打って変わって真剣そのものでした。

3話ではついに映画の撮影!ですがスタッフ曰く今回撮影に使われる洋館は本当に『出る』と噂の心霊スポットだそうで、鷹通は撮影が始まる前から取り乱してしまいます。いったいどうなる事やら……とハラハラしましたが、撮影自体は滞りなく終了。役に入ってしまえば恐怖心はなりを潜めてしまうようです。ちなみにここの演技シーン、めちゃくちゃすごいので是非見てください。年々進化していく鷹通の演技に魅了されること間違いなしですよ!

撮影が終わり、少し座って話をしようと言うことになってプロデューサーはまず鷹通の演技を褒めます。苦手な題材にも関わらず惹き付ける演技をやりきれたことを。それに対して鷹通は「ベートーヴェンの運命も第四楽章に入ると運命に打ち勝ったことを称えてくれる」「どんな荒波も、逃げ出さなければ打ち勝てると知っていたからな」と返します。
そんな彼をプロデューサーは「前向き」と評しますが、彼にも前向きになれないことがあるそう。それは他でもないプロデューサーに関わること、恋愛においては後ろ向きになりがちなんだ、と。これを言ったら嫌われるかもとか、引かれてしまうかもとか、そんなことを考える瞬間が鷹通にもあるようです。なんだか意外ですね。いつも彼はストレートな物言いをするものだから、そういった不安は抱いていないものなのかと思っておりました。
この会話の流れでプロデューサーは彼が自分になにか言いたいことがあるのでは、と促します。言っても引かない、と約束してもらえた鷹通は、「この先一生お前と一緒に居たい」と告げます。それはもはや告白を超えたプロポーズなのでは?と戸惑う暇もなく、「いつかそれが叶うように自分の運命を切り開く」と、どんな荒波にも負けないと彼は宣言します。愛する女性と共に過ごす一生を、自らの手で掴み取ってみせると、力強い宣言でこのお話は終わり。



恋愛とは少し違いますが、人生の荒波、壁は今正に彼の前に立ちはだかっているとは思いませんか?そうです、総選挙のことです。今鷹通は荒波に抗っている真っ最中です。このお話を読んで彼を好きになったなら、共に運命を切り開いていきたいと思いませんか?心動かされた方、ぜひ1票でも2票でも投票して下さい。1位の道も1票から!ですよ!

(このまま見つめ合って距離を縮めれば、キ、キキキ、キス、とか……)

大失態なのですが前回、前々回の更新分のカードの順番が逆だったということに……今日更新してから気が付きまして…申し訳ない〜〜〜のですがあの二つは前後してしまってもあまり大きな問題は無いストーリーだったので大目に見ていただきたい……そして昨日更新出来なかったこともついでに大目に見てください……。

気を取り直して本日2度目の更新は!なんとここから今年の分のカードになります、新春スカウトLE【羽子板と約束】です!2015年から2年半分のカードを遡りましたが……どうでしょう?少しは2人の恋も進展している…んでしょうか?ちなみに現在時点でハグ、キスの回数は0、手を握ったのもプロデューサーからという状況。やむを得ずおぶってもらったりだとか、酔った勢いで肩に手を回されたりだとか、それくらいです。気長に、気長に行きましょう。ええ。まだまだ道のりは長いですよ!




ストーリーの始まりはもはやお決まりとなりつつある何かを練習している鷹通と遭遇するところから。今回は中庭で練習着を着て取り組んでいる模様です。話しかけるといつも通りに練習していた事実を隠蔽されてしまい、なんの練習をしていたのか教えてもらえません。納得いかないプロデューサーは鷹通が背中に隠した何かを覗こうとしますが…避けられ。覗こうとして、避けられ、また覗こうとしてやっぱり避けられ、そしてダメ押しで覗き込むと後ろ手に持っているものが羽子板だったと知る事になります。どうやら新春番組に向けて練習していたようですが、羽根突きなんて1人じゃ練習出来ないもの、いったいどうやって練習していたのか…?気を利かせ、練習に付き合うと申し出ようとします。が、その時突然の大雨が!冬の雨なんて食らったらたまったもんじゃないです、鷹通はプロデューサーの手を掴み、校舎内へと走り出します。しかし結局2人はずぶ濡れ、保健室にタオルを借りに行けばタオルは一枚しかないと不幸の連続。実にツイてない。
その一枚のタオルをプロデューサーは鷹通に差し出し、鷹通はそれを受け取って、自分ではなくプロデューサーの頭を拭き始めます。わしゃわしゃっと。問答無用で。「鷹通君が風邪を引いたら困る」というプロデューサーの言葉は「風邪を引いて困るのはお互い同じなんだから俺を特別扱いするな」の一言で一蹴。諦めて自分で拭くと言っても聞いてくれません。優しさ故の行動だけれど、ちょっぴり強引さが目立ちますね。それくらいしないとプロデューサーは意地でもアイチュウである自分を優先しようとするからでしょうか。

ある程度拭き終え、やっと手を止めると鷹通は不意に今の自分たちの状態を認識します。「至近距離で向かい合っているこの状況」は鷹通曰く「いい雰囲気」、そして(このまま見つめ合って距離を縮めれば、キ、キキキ、キス、とか……)と考えてしまうような状況なんだそう。話が飛躍しすぎているように感じるのは私だけでしょうか?そんなことはない、はず。きっと。
そんな鷹通の思考に気づくはずもなくプロデューサーはお返しに今度は自分が鷹通の頭を拭くことを提案します。が、鷹通はそれを止め、プロデューサーの肩を掴み、真っ直ぐ彼女を見つめます。そして、そのまま…キスを……しません!!しないんかい!?ですがしません。(何を淫らな事を考えているんだ)(見損なったぞ俺)と反省しているのでどうやらギリギリのところで正気に返った模様。鷹通の心中に気付くはずもないプロデューサーは不思議そうにするものの、気にせず中庭での話の続きをします。練習に付き合うという話でしたが外は雨、体育館で一緒に練習をしようと。プロデューサーからの提案を素直に受け入れた鷹通は共に体育館へ移動、試合形式で練習をすることになりますが、点を取られた時に顔に塗る墨も今はないので代わりのルールを設定することに。
代わりのルール、それは運命のキスショットの時のビリヤード対決同様「負けた方が勝った方の言うことを聞く」というもの。さっきのあの流れでこのルールは期待しても!いいのでは!?ということで試合開始!そして試合描写は一切無く勝者は鷹通、という結果に。鷹通が望んだのは……キス……ではなく「お前を抱きしめたい」というもの。ルールだから、という気持ちと、嫌ではないという気持ちからそれを受け入れたプロデューサーは鷹通に抱き締められます。そうですこれが初めてのハグです。ふわっと包む様に抱き締められ、プロデューサーの耳には鷹通の心臓の音が響いてしまいます。「緊張なんてしていない」と言いながら抱きしめる鷹通の心臓は、壊れてしまう寸前でした。

そしてついに新春番組の収録日を迎え、Lancelotの羽根突き対決が始まります。鷹通の対戦相手は双海、ですが鷹通の顔に墨を塗られているところを見るに、おそらく形勢不利。そんな中でもこの勝負に勝ったら伝えたいことがある、と宣言。この宣言をきっかけに彼は逆転勝利出来るのでしょうか?
……とここまで盛大なフラグを立ててしまった鷹通、結果的に負けてしまいます。そして負けてしまったので「伝えたい事」は分からずじまい。結局なんだったのかと聞いてみても教えてはくれず落ち込むばかり。こういうところ、ちょっと可愛らしいですよね。
しかしジューンブライドで見た通りプロデューサーはとってもあきらめの悪い女性です。簡単には諦めてくれません。先に根負けした鷹通は「そんなに気になるなら今後は言わなくても伝わるように今後は伝えていってやる」と宣戦布告。行動で示してやる、と。この時ポロっと「好きだと伝えて逃げられるのはキツイ」と零したのがわざとだったのか本当にうっかりだったのかは……正直今も分かりません。どっちだったんでしょうね。

この後はいつもの通り新春ライブシーン!今回の鷹通はLEだけでなくGRにも過去の新春衣装の一誠、双海が描かれており、Lancelotの3人でライブをしているところが見られます。彼のファンへの愛たっぷりな口上は、是非ともカードを引いて読んでください。今ならチョイススカウトで引くこともできますし、不具合で延長してしまいましたがこれからまた有償限定スカウトも始まりますので。ぜひ!

「俺は自分の未来は自分で決めたい。これは俺のわがままなのか?」

今回お送りするのはお誕生日スカウトLE【信じた約束】です!お誕生日スカウトLEは去年の9月から配信され始めたカードでして、LEは白いシャツ姿で背景や手元には鮮やかな花、チェンジするとクマ校長を模したパーカー姿に変わるようになっています。SDもチェンジ後はクマ校長の着ぐるみを着た姿に変わるようになっており、ストーリーは全員お誕生日がテーマとなっております。お誕生日スカウトは「月初めと月終わりの3日間」+「アイチュウのお誕生日当日」にだけ開催されており、今のところ推しメンスカウト登録はありません。好きな子のお誕生日がこれから来る方、是非とも準備万全で待機!しちゃって下さい!




今回のお話は、なんと鷹通不在でスタートします。何やら鷹通抜きでこっそりと話し合いをしている一誠と双海とプロデューサー。どうやら鷹通の誕生日に向けてサプライズの準備をしているようです。
鷹通はと言うと当然ながらそんな計画を知るはずもなく、普段通り振る舞うプロデューサーに女性雑誌の仕事を持ちかけられます。テーマは「恋愛観と結婚」。いつもならば仕事を引き受けてくれる鷹通ですが、なんだか様子がおかしい。元気がありません。何か仕事に不満があるのかと聞けばそういう事ではなくて「お見合いの話が来た」と言うのです。
普段ならばアイドルの仕事に対して理解を示してくれている鷹通の父親は、そう言った見合いのお話は断ってくれているそう。それならばなぜ今回は断らなかったのか?それは今回の相手は彼が昔お世話になった取引先のお嬢さんだから。そういう繋がりのある相手だとちょっと断りにくいですよね。それに、せっかく元からある繋がりは少しでも引き継いだ方がいつか家を継いだ時に便利なもの。勧める気持ちも分かります。しかし今の鷹通は三千院家の当主ではなく一人のアイドル、Lancelotのメンバーです。トップアイドルを目指す道のりの途中にいる彼はお見合いや結婚などしている暇はないのです。
浮かない様子の鷹通の話を聞き、はじめこそ焦っていたもののプロデューサーはあまり心配をしませんでした。理由は鷹通を信じているから、です。トップアイドルになると2周年の時に約束してくれた鷹通は、その約束を破ったりしない。途中で投げ出したりはしないと、彼女は信じているのです。

そうしてなんの疑いもなくそう言い切って去って行くプロデューサーの様子に鷹通は勇気をもらったよう。雑誌の撮影日、結婚式場のガーデンに立ちながらあれからお見合いは断ったこと、結婚やお見合いは誰かに頼まれてするものではないことを告げます。それを聞いたプロデューサーは、安心こそするものの彼が三千院家の次期当主であること、恋愛も仕事も自由に振る舞うわけにはいかないことを改めて実感させられてしまいます。しかしそんな彼女に鷹通は「俺は自分の未来は自分で決めたい」「これは俺のわがままなのか?」と零しました。そんなはずはありません、彼は確かに三千院家の未来を受け継ぐ存在ですが、そうである前に一人の人間である。人間は自分で未来や運命を切り開いて進んでいく生き物なのだから、それが当然なのです。わがままなんかじゃないんです。プロデューサーは、そんな彼の背中を改めて支えたい、鷹通が未来を切り開く手助けをしたいと思わされるのでした。
話が一段落したところでようやく撮影シーンに移ります。今回彼が課せられたテーマは「誰もを納得させるような幸せな表情」。ドラマなどの演技で台詞を話しながらなら表現できそうなものですが、一瞬を切り取る写真でそれは難しいものがあります。もっと優しい表情の方がいいか?などとカメラマンに確認を取ってみると「プロデューサーと話していた時のような無防備な表情をしてごらん」と提案されました。戸惑いつつも、言われた通りプロデューサーと話していた時のことを頭で思い出しながら表情を作ってみる。と、これが大好評。好きな女の人に見せる顔はやっぱり特別なものなのでしょうか。

ここまで冒頭以降あまり誕生日の話はありませんでしたが、3話はついに鷹通の誕生日当日。ダンスの振り付けを変えたいと一誠、双海に呼び出された鷹通は不思議そうにしながらも何も知らぬまま呼び出しに応じます。教室の扉を開くと…クラッカーがパーン!それから2人からのお祝いの言葉にプレゼント。双海からは石油王ナマちゃんのグッズ、一誠からはGRの鷹通が手に持っているケーキを渡されます。ケーキは天上天下の葵、十夜との合作だそうでピンク色のリボンがついた可愛らしいデザイン。
二人からのプレゼントを受け取ったところで仕事を片付けたプロデューサーも駆けつけます。このまま四人でお祝いかと思いきや、一誠と双海はここで退場。誕生日パーティーの続きは一誠の家でする旨を伝え、2人は先に移動し、プロデューサーと鷹通を二人きりにしてしまいます。誕生日だから、今日だけの特別、と。同じ人を好きになった3人です、普段ならばそんな抜けがけは許さない!となるところ。特別に許された2人だけの時間を鷹通は有難く受け取ることにしました。

誕生日ケーキを食べながら、来年もこんなふうに過ごしていたいと話す鷹通とプロデューサー、同じ意見を持っているものの考えていることは少し違いました。鷹通は、一誠と双海とプロデューサーの3人にお祝いをされたい、4人で一緒に居たいと考えていますが、プロデューサーはと言うと「こういう仕事してると未来のことってどうなるかわからないなってつくづく思うけど」「鷹通君達は変わらず3人で居るんだと思う」と、そこに自分を加えていません。いつもながらそれが気になる鷹通はすかさず三人じゃなくて四人だろ、と。未来の選択肢は一つだけじゃないのだから、三千院家を継ぐ未来も、こうして四人で変わらぬ日々を過ごす未来も、トップアイドルになる未来も全て掴み取ってみせるつもりだと。未来のことは誰にもわからないものですが、こうやって自信満々に宣言されると何だか本当に全部叶ってしまいそうな気がしますね。彼との未来は、今後どう移ろっていくのでしょうか?……というところで今回のお話は終わり。三ヶ月後には彼のお誕生日がまたやって来ます。今年も変わらず、お祝いしてあげたいですね。きっと鷹通もそれを望んでいるでしょうから。

「俺は何倍も努力しないと、あいつらには追い付けない」

少々遅くなりましたが!きちんと更新しますよ、一日一通ですからね ゼロにはしませんよ。今日の更新分はなんと!タイムリーなことに現在復刻スカウト中!のドクタースカウトSR【努力と亀裂】です!不穏なタイトルだしSRの鷹通の顔も青ざめていて何やら不安になりますが…。




今回のお話の始まりは学校の中庭で一人青ざめている鷹通の姿からスタート。いつもの通り一誠と双海のイタズラに引っ掛けられてしまい、医療映画と偽ってホラー映画を見せられたそうな。鷹通、ホラーの類、ダメなんですよ。知ってましたか?先日ご紹介した【あの夏をもう一度】の時のルナイベントでは(詳細は省きますが)幽霊と対峙したことを自覚した瞬間気絶していたくらいです。な、情けない。
そしてそんな恐怖が抜けない鷹通にプロデューサーはなんと狙い済ましたかのように「医療ドラマ」のお仕事を持ちかけます。当然ながら怯える鷹通、それはもしや本当はホラードラマなのではないか?なんて疑いまで持っています。完全にトラウマのようです。いつにも増して情けない!!かっこ悪い!!
事情を知らないプロデューサーには不思議な顔をされますが、鷹通は持ってこられた仕事をワガママで蹴ったりはしません。役柄を聞き、オファーを受けることにします。知り合いに病院の経営者がいるとのことで見学をして役作りの参考にする、とも。自信満々に「お前に心配などかけないさ」と言う彼、もうすっかり演技仕事に慣れているようです。安心ですね。

数日後の放課後、プロデューサーは廊下を歩きつつ鷹通が双海と台本の読み合せをすると言っていたことを思い出しました。 練習は順調だろうかと思ったら廊下にまで聞こえるほど大きな声で台詞らしきものが響き渡ります。それだけ熱が入っているのか?いやいや、医療ドラマにそんな激しいシーンは無かったはず。今度は「鷹通、ちょっと落ち着こうぜ」なんて言葉が聞こえてきます。読み合わせをしている筈なのに、双海は彼を鷹通と読んでいる。それはなにかがおかしいのでは?と思ったら今度は「リラックスなんて出来るか!!だいたい双海はいつもそうだ!今だって全くやる気が見られない!」「今までもそうやって俺をバカにして見ていたんだろう!?」と。明らかに様子がおかしいと感じたプロデューサーは思わず教室に飛び込みます。そこには気まずそうな顔をしたLancelotの面々。事情を話すでもなく鷹通は教室を飛び出してしまいました。
双海と一誠からも話を聞きたいところですが、ここはまず鷹通のことを追いかけなければ、と追いかけるプロデューサー、校舎を出たところで何とか追い付きます。「双海のところに行け」なんてらしくもない冷たい言葉を気にもせず、プロデューサーは「今は鷹通君が心配」と返し、それから改めて事情を聞こうとします。が、当然のように鷹通は答えようとしません。何も無い、の一点張り、更に聞きこもうとすれば「何も無いと言っているだろう!」と怒鳴られてしまう始末。彼のいろんな顔を見てきましたが、こんなにも取り乱した姿を見るのは初めてのことです。余程のことがあったのでしょう、怯まずに何があったか教えて欲しいと言ってみるも、「プロデューサーとしてアイチュウのことを理解しておきたいんだろ?」「分かってるが今はひとりにしてくれ 」と突っぱねられてしまいました。ひとりで隠れて練習することを好むけれど、同時にその姿を暴かれて評価されたいとも感じている鷹通が、構われたくないと、ひとりになりたいと言うの、相当な事ですよね。こんなボロボロの彼のこと、プロデューサーとしても、ですが、その前に友人として、放ってはおけません。そう告げると彼の心はやっと軟化して、事情を話そうとしてくれます。「ものすごく、かなり、めちゃくちゃ、最高にかっこ悪い話だが」と前置きをして。

鷹通はオファーを受けた後、本当に病院見学に向かっていました。真面目な彼らしい行動力です。しかしながら結果として役作りは上手く行っておらず、プロデューサーに自信満々に心配はかけないと宣言した手前焦っていたのです。
その焦りを人には見せずにいた鷹通ですが、人の感情の機微に鋭い双海はそれを察して読み合わせに付き合うと申し出てくれていました。……が、役作りが出来ていない状態では読み合わせもままならず、段々と鷹通はイライラし始めてしまいます。その様子にも気付いたようで双海はフォローのつもりで「鷹通はちゃんと出来てるんだからもっと気楽にいこうぜ」と。傍から見れば何も怒るようなことのない言葉ですが、その時の鷹通にはさらに追い立てるような言葉に聞こえてしまったのでしょう、その結果が、廊下に響いた鷹通の言葉、これが先程の喧嘩の真相でした。
話を終えた鷹通は「八つ当たりだって自分でも分かってるんだ」「俺は何倍も努力しないと、あいつらには追い付けない」と零します。影の努力者の頃から時折覗いていた彼のコンプレックスですね。双海は鷹通ほどの練習量が無くても結果を出せてしまう要領の良さを持ち合わせていること、それから双海の普段の態度が、鷹通のコンプレックスを刺激する形になってしまったようです。この二人、色々と正反対な部分が多いですからね、仕方の無いことです。そういうバランスを持ち合わせた二人なんだと思います。

全ての真相を知ったプロデューサーは鷹通を叱るでもなく、呆れるでもなく、鷹通に謝罪をします。プロデューサーでありながら、役作りに悩んでいることに気づけなかったことを。自信満々だったとはいえ、任せきらずに気にかけるべきだったと。むしろ謝らなければならないのは自分の方だと慌てる鷹通の元へは、今度は双海がやって来ました。そして双海も鷹通に謝罪。鷹通は真面目にやっていたのにふざけ過ぎだったと、一誠に叱られたそうです。
悪いのは自信満々に言っておきながら焦って、悩んで、誰も相談出来なかった自分なのに、八つ当たりをした自分のはずなのに、謝られたことが納得いかない鷹通は双海に謝罪をします。こうして無事に仲直り、再び読み合わせに戻ることになりました。こんな風にすぐに仲直りができるのは、付き合いの長さ故なのかもしれません。

3話では早速撮影スタート、衣装を身に付けた鷹通が控え室に待機しています。今回のお話は演技シーンはカットされておりますが案外あの髪型に医者姿、様になるものなんですね。驚きです。
あれから役作りを徹底したという鷹通、今度こそ正真正銘自信満々のようです。困難を乗り越えた彼の演技がないのは惜しいことですが、いつもとは違い撮影前の鷹通の元にLIMEが飛んできます。送信してきたのは双海と一誠、内容は双海からは『撮影頑張れ』と『打ち上げは鷹通先生の奢りで』というもの、一誠からは『努力するお前は俺も尊敬してる』『今は高級中華の気分』というものでした。ちゃっかりしておりますが鷹通は先日2人に迷惑をかけた身、今回ばかりは素直にその申し出を受け入れるようです。

撮影も終わり、場面は約束通り打ち上げをしているところに移ります。外に出て夜風に当たる鷹通の元へプロデューサーが訪れ、今回のことをしみじみと振り返る。誰にだって上手くいかないこともイライラすることもある、そういう時に手を差し伸べてくれる人がいるということはとても幸せなことだ、と。長年の付き合いで当たり前となりつつありますが、元々は手を差し伸べてくれる人を持たなかった鷹通には、今回で改めてその事実が身にしみたようです。アルコールが入って緩んでいるのか、なんと彼の目には涙が。今回の鷹通は、いつものように格好付ける余裕なんてないみたいです。
隣に座るプロデューサーの肩に頭を預け、この涙は2人だけの秘密にしてほしい、との申し出。プロデューサーはもちろんそれを受け入れます。男性で、しかも見栄っ張りの鷹通にとって人前で涙を流したなんて事実を広められたらたまったもんじゃないですからね。酔っているせいか大胆にもプロデューサーの肩を抱き、夜空の下で静かに泣く鷹通を、プロデューサーは最後まで振り払えませんでした。



続きはどうなったの!?と思いますよね?このお話はこれで終わりです!あともう1話くらいあってもよかった気がしますが、これで終わり!内容はそこそこ端折っているので気になる方は復刻スカウト、もしくは推しメンスカウト登録をお待ちください!3周年スカウト、もう一度ピックアップが始まるみたいですからね、ディスク温存したい〜!って人はミニョンチケットを手に入れて推しメンスカウトを待ちましょう!

「何はともあれ、お前の努力を守れてよかった」

今日も一日一通!実は今日の更新分までのものは推しメンスカウト登録がされているのでイベントで入手できるゴージャスチケットやクラウンなんかで即入手可能となっております!ここまでの記事の中に気になるものがありましたらぜひとも!手に入れちゃってください!

そんなわけで本日はバリピスカウトLE【パリピの装い】をご紹介!パリピスカウト、忘れもしない衝撃的なテーマ。そして史上初のユニット越え繋がるGR、前半戦で子規が出た時はArSのスカウトだと思っている方も多かったですね。後半戦の他ユニット枠である鷹通はArS担当の絵師様であるくにみつさんが作画されておりました。このユニット越えスカウトのスタートを切ったのが主人公枠の星夜&ノアでも、新旧キングオブアイチュウの朔空&心でもなく子規&鷹通だったのかは未だに分かりません。分かりません、本当に。突然首を落とされたような気分で告知を眺めていたことは覚えています。
このスカウト、ストーリーが少々特殊な扱いになっていて、「ユニット越え枠のGR」の「前半戦のアイチュウのストーリーには後半戦のアイチュウは出演しない仕様」になっており、「後半戦のアイチュウのストーリーには前半戦のアイチュウが出演する仕様」になっております。後半戦のキャラクターのネタバレを防ぐ為の対策ですね。とは言えこのユニット越え枠は基本的に公式が定めている仲良しコンビになっているので、わかる人には分かってしまうのですが…。




このお話では鷹通達は夜の遊びをテーマにしたクラブ兼ライブハウスでのお仕事に挑むことになります。しかしながらプロデューサーも鷹通も、クラブになんて行ったこともありません。鷹通のファッション(主に髪型では?)なら派手なスタイルも似合う、クラブにも溶け込めると感じているプロデューサーですが、鷹通はと言うと高貴な自分にそんなものは似合わないと。自分の髪型と私服を今一度鏡で見てから同じセリフを言ってみて欲しいものですね、ええ。
目の下にいつもよりも濃い隈を作るほど企画に悩んでいるプロデューサー、どうやら未知のジャンルへの挑戦は難航している模様です。とりあえず実際クラブに行ってみよう、という話になるものの、前述の通り二人ともクラブで遊んだ経験はありません。どこに行けばいいのか、そもそもクラブがどんなところなのかもよくわからない二人で頭を悩ませていると……そこに通りかかる一人のアイチュウ。そうです、今回のスカウトのペアである子規です。女性が大好きでナンパが趣味の彼ならば知っているだろうと踏んだ二人は彼に同行を頼みます。しかし「プロデューサーからデートのお誘い?」なんて茶化す彼に対して鷹通は、頼んだ側の立場でありながら「自惚れるな」と怒り出してしまうのでした。り、理不尽…。

2話ではその日の放課後、クラブへ行くまでのお話になります。子規との待ち合わせまでの時間を使い、二人はクラブに行く為の服を調達しに向かうことに。スーツに制服でクラブを下見、はちょっと浮いてしまいますからね、若者らしい溶け込めるような服を模索します。
鷹通がプロデューサーに差し出したのは……出ました!彼の大好物!ミニスカート!過去数度に渡りミニスカサンタやらポリスやら勧めてきた彼、もしや脚フェチなんでしょうか?「俺はムッツリじゃない!」なんて自分から申告しておりますがさてどうなのか。気を取り直して渡されたのは……背中が大きく開いた服。流石に疑いの眼差しを向けてしまいますよねこれは。
結局どんな服に決まったのかは明かされておりませんが、着替えを済ませたプロデューサーはどうやら無事にそれらしいスタイルにチェンジできた模様。しかしクラブで遊ぶ若者にしては少々物足りない。と鷹通はアクセサリーを持ってきてくれます。これもネックレスなのかイヤリングなのかはたまた別の何かなのかは明かされませんが彼はそのままそれをプロデューサーに付けてくれます。この時のセリフがボイス付きなのですが、若干耳元辺りで囁いてる感じがするのでおそらくネックレスではないかな?と私は思っております。
こうして無事に若者スタイルの完成!いつもと違う雰囲気のプロデューサーに鷹通も少々ドキドキしているのか?照れながら「可愛い」と褒めてくれます。照れながら褒められるとこっちまで恥ずかしくなってしまうんですけど…というのは置いといて、今回は二人きりのデートではなく子規も交えての下見。待ち合わせ時間も迫っております。しかし子規は未だ来ず。とりあえずカフェで時間を潰すことに。
しばらくしてやってきた子規は二人の服装を褒めます。鷹通はLEの服に着替えておりますのでね、今や二人はパーリーピーポーの擬人化です。派手な服が似合っていることに若干のショックを受ける鷹通ですが、子規はそんな彼を気にせずカメラで激写!からのアプリで加工を施してオンスタに投稿!流れるようなスマホ捌きに止める隙もありません。そして投稿した記事にはすぐにコメントが。『チャラい(一誠)』『すごい似合ってる〜。パリピ(笑)(双海)』とLancelotの二人からでした。
記念撮影も住んだところで早速クラブへ向かいます。この時鷹通は「自分の傍を離れるな」とプロデューサーに告げます。クラブという未知の領域に、どんな男性がいるかわからないから。ましてや彼女は運命のキスショットで男性に連れ去られそうになったばかりですからね、心配するのも解ります。当の本人はというと、あまり意味を分かっていないようですが…。

3話ではライブ当日を迎え、楽屋で準備をする風景に。しかしやけにスタッフ達は騒がしくなんだか落ち着かない雰囲気。何かと思えば「衣装担当スタッフの手違いで鷹通の衣装の到着が遅れる」とのことでした。過去の衣装ならすぐに手配できるとのことですが今回は特殊なテーマということもあって普段Lancelotで着ているような衣装とは全く系統が異なります。こだわりを持って決めた衣装、変更するなんて考えられません。しかし本番はもう目前、衣装は手元にはない。
どうしたものか……と思ったその時鷹通が助け舟を出してくれます。「アネキに電話で聞いてみる」と。そう、鷹通の姉、三千院雲雀はアパレル会社の社長を務めています。洋服の手配はお安い御用、直ぐにコンセプトに合ったものを届けてくれるということに。
代替の衣装を持って到着した雲雀はプロデューサーも納得の一式を揃え、颯爽と去っていきます。忙しい中協力してくれた雲雀にも、彼女に掛け合ってくれた鷹通にも、プロデューサーは感謝の気持ちしかありません。そのままの気持ちを述べれば鷹通は「あれだけ隈を作って考えたライブのコンセプトを無視することは出来なかった」と答えます。
ここで少し過去の話に遡りますが、ここまでの2年間分のストーリーの中で、鷹通がプロデューサーに助けられることは多々あってもその逆は今までありませんでした。いつも助けられている彼が「何はともあれ、お前の努力を守れてよかった」と笑いながら手を差し伸べる。いつもプロデューサーに努力を守られてきた鷹通が、今回はプロデューサーを守ったのです。最初の頃は頼ってもくれなくて、独りで練習をしていた彼が、いつしかプロデューサーに頼るようになり、弱い姿もさらけ出せるようになり、さらにはこうして手助けまでしてくれるようになった。もうアイドルとプロデューサーとしての信頼度はMAXなのかもしれません。

この後は!いつも通りのライブシーンです!今回はテーマがテーマですし、何よりLancelotとしてではなく三千院鷹通個人としてステージに立っているためいつもとは少々雰囲気が異なります。高貴なパリピとなった彼の姿は是非とも自端末で!確認しちゃってください!ということで今日はここまで!また明日!