「じゃあこの光を照らしてるのはお前だな」

今日の更新はちょっぴり早め!だいたい夜更新にしようかなと思っていたのですがまあ私の生活リズム基準で一日1回更新できてればいいかなと。こうして少しずつ雑になっていく予感はしますが内容と一日一通運動そのものに対して手を抜くつもりはないのでご安心を。

本日紹介するのはLancelot、並びに三千院鷹通が初めて参加したイベントスカウトである【芸術イベントスカウト】のSRカード【三千院流!芸術鑑賞】です。黄色の枠で……何て説明したらいいんだろう…私服姿のパンフレット的なものを右手に持って左手の人差し指を立ててるカードです!チェンジすると黒と青のフォーマル系の衣装に変わります。
このカードは2015年の9月〜10月に配信されたものでした。この頃のアイチュウは前半後半制度もなく、さらにはステップアップスカウトもクラウンもバッジも存在しなかった……んですが、ルナと桃助とAlchemistが参加していない頃だったのと、イベントスカウトもまだ3回目とカードの絶対数が少なかったのでそれなりにイベントカードが排出される時代でした。懐かしい。



それではストーリー紹介に入ります!今回のお話のテーマは「芸術鑑賞」。プロデューサーが鷹通に持ってきたのは美術館ナビゲーターのお仕事でした。鷹通曰く「芸術鑑賞は嫌いじゃない」そうで。家に大きな絵画とか、ありそうですしね!ArSのメンバーの作品も気に入っている様子でしたし。と思ったらやっぱり「俺の家にも多くの絵画が飾ってある」との事です。流石お坊ちゃん、当然のように家に絵が飾ってあるのは普通と言いますが、いや、普通じゃないと思います。少なくとも貧民寄り庶民の我が家にそんな洒落たものは存在していませんが、もしかしてうちやプロデューサーの家がおかしいのかな?みなさんの家には絵画、飾ってあったりします?

とまあ初っ端からお坊ちゃん力を惜しげもなく発揮してくる鷹通、渡されたパンフレットを開いた途端にある絵画に反応。その絵は昔彼のお父様がオークションで競り負けて手に入れられなかった絵画なんだとか。「後で親父に教えてやろう」なんて言葉がぽろっと出てくる辺り家族仲は良好な模様。
割と先の話になりますが、お姉さんも時々ストーリーに登場しますしお父様の話もたまに絡むのでお楽しみに。
この会話の中でプロデューサーは高校の文化祭に鷹通の両親が訪れたのを見かけたこと、そして鷹通が名家のお坊ちゃんであることを思い出します。むしろそこ忘れてたの!?!?って驚いたんですけど忘れてたの!?!?同級生が財閥の次期当主って割とめちゃくちゃ印象的だと思うんですが、まあ、彼女からすれば家柄なんて関係なく彼も他の二人もみんな平等に同級生、という括りなの……かな?

そんなこんなで鷹通が仕事を受けてくれた為2話では早速ナビゲートのお仕事の日に。撮影とかカメリハってワードがあるのでテレビで放送され…る…?のかな…?アイチュウ、初期の頃は割となんの仕事かよくわからないようなぼかし方をされていてちょっと正確には読み取れないんですけども。
カメリハの準備でしばらく空き時間になるとのことで、プロデューサーは鷹通と一緒に作品を見て回ることに。おお、なんかデート…っぽい?まあお仕事の一環なんですけども!
プロデューサーはある絵画を見たくて早足で進みますが対して鷹通は一つ一つの絵を見ながらゆっくりと進みます。性格の違いが表れてて面白いですよね、ここ。
早足すぎてプロデューサーが見落とした絵に、鷹通は惹かれて立ち止まる。振り向けば鷹通が居ないことに気付き焦るプロデューサー、声がした方を見ると鷹通は小さな絵画の前に居ました。
彼が見ていたのは曇天から射し込む一筋の光の絵。プロデューサーはその絵を見てまるでスポットライトだ、と感じる。職業柄そう見えたんでしょうか?鷹通も「曇天から光が一筋射し込んでる感じがスポットライトっぽくないか?」と全く同じことを考えていたようです。
「じゃあこの光の下に居るのは三千院君達3人だね」とプロデューサー。それに対して鷹通は今日のタイトルのセリフ、「じゃあこの光を照らしているのはお前だな」と返しました。

彼と言う人はこういう人なのです。プロデューサーが当たり前のようにLancelotを一誠、双海、鷹通の3人とカウントしても、鷹通はそこにプロデューサーの存在を必ず付け加えてくれる。3人じゃなくて4人だ、と言ってくれる。このカードでも、これ以降のカードでもそのスタンスは変わらないのです。プロデューサーとアイチュウという立場の違いはあれど、そうやって数に数えてもらえるのは嬉しい事ですよね。

その絵をいたく気に入った様子の鷹通は、なんと、なんとその絵を後日買い取ってしまいます。流石お坊ちゃん……流石お金持ち……しかも既に自宅に飾ってあるんだとか。三千院家の外観、皆さん知ってます?一度だけツアーイベントで公開されたことがありますが家の前に鷹の銅像が2体建ってるようなヤベ〜洋館でしたよ。そりゃあ絵の100枚や200枚飾ってあってもおかしくないだろうな…とは思いますけども。

プロデューサーも気に入っていたというその絵、鷹通は「よければ見に来いよ」なんて誘ってくれます。恐らくこの言葉に好きな女を家に連れ込んでどうこうしようなどという下心はなかったと思いますがプロデューサーは「三千院君って、いつもそうやって家に女の子を呼ぶの?」と。即答で否定してみせる鷹通ですがプロデューサーの疑いは晴れず……と思いきや彼女も冗談だったようで。最終的には今度寄らせてもらうねとお返事。
鷹通曰く「本当に俺が気に入ったから買っただけでお前があの絵を見たらまた喜んでくれるだろうとかは考えていない」とのことなので、まあ、そういう事にしておきましょう。この頃の彼は本当に素直じゃないのです。「勘違いするなよ!」なんてツンデレみたいなセリフを吐かれてこのお話はおしまい。




なんということでしょう!全然進展しなかった!こんな感じが初期の鷹通の恋愛ストーリーでは続くのです。しかしながら鷹通が真面目にお仕事に取り組む姿勢だとか、いじられてムキになる姿だとか、言葉の端々にプロデューサーを想っていることなんかがこの頃はよ〜く分かります。じゃあ今はそういうのないの?というとそんな事はありませんが。今現在時点の彼は……この頃よりずっとストレートに言葉をくれるようになったので、そこのところは進展と呼べるんでしょうか。この頃の彼も、今の彼もとっても魅力的なので!今後の更新をお楽しみに!