「うるさい、うるさい、うるさい!言わせたのはお前だろうが!俺だって今世紀最大に恥ずかしいわ!」

こんばんは!今日から元気に2016年カードの振り返り!一日一通のお時間です!
今日ご紹介するのは鷹通の初のイベントLE【盤上のル・シエル・ブルー】です。ブレザーを脱いだ制服姿で椅子に座って楽譜を見ているカードです。チェンジすると白いタキシード風の衣装でピアノを演奏している姿に変わります。
当時のルールが適用されていたジャックイベントではこの時が歴代最高ボーダーでした。厳しい……戦いだったことを……覚えています……。




このお話はプロデューサーがどこからか聴こえてくるピアノの音を追い掛けるところから始まります。音の出どころは音楽室、中にはI♡Bのキーボード担当の朝陽……ではなく鷹通の姿が。どうやら新曲の練習に励んでいるようです。久しぶりに練習シーンに遭遇した気がしますね。
楽しみにしてる、と言うとそれは俺に期待してるってことか?と返されます。期待「しか」してないと言いきれるのは、付き合いが長いから。そして頑張っている姿をいつも見ているからでしょうか。
自信たっぷりに返したプロデューサーに鷹通は突然「ちょっと歌え」と。戸惑っていると「伴奏してやるから歌え」と言いつつ勝手にキーの調整、演奏開始。なんとも強引なやり方でプロデューサーに自分が練習していた曲を歌わせました。
余談ですがこの新曲、楽譜を渡したのはこの前との事なので恐らくそんなに時間は経っておりません。にも関わらず 鷹通は歌うだけではなく伴奏までマスターし、さらにプロデューサーが歌う時にはキーを変更してアレンジまで変えています。それを「そんなの練習すれば誰でも出来るだろ?」と何でもないことのように語りました。
これは練習すれば誰でもできるけど、出来るようになるまで練習するのは誰にでも出来ることではないんじゃないかなあ、と私は思うのです。さらっと言ってのけるのは、努力をするのは当たり前だと思っている彼だからこそ、なんでしょうか。

ワンコーラスどころかフルで歌わせ、沈黙する鷹通。黙りこくったかと思えば「俺以外の前で歌うの禁止」と一言。プロデューサーは何を思ったか「そんなに私の歌ひどかった?」と反応します。なぜ!?そう思うのか!?この流れはどう考えても違くない!?鷹通もまさか伝わらないとは思っていなかったのか言葉を濁しますが一向に伝わる気配がない。結局「俺以外の前では歌わせたくない、ただの独占欲だ」と本音を暴露。顔を赤くして言う鷹通につられプロデューサーまで恥ずかしくなる連鎖反応。何言ってんの!?と慌てる彼女に言ったのが、今日のタイトルのセリフ、「うるさい、うるさい、うるさい!言わせたのはお前だろうが!俺だって今世紀最大に恥ずかしいわ!」です。なんでこれを選んだのかと言いますと周りの人たちに鷹通ってこんな喋り方するの!?と当時よく言われていたからです。意外性的な、そういうのを狙ったアレです。ハイ。

三千院君って、そんなに私の歌好きだったの」「そうだな、お前の歌「は」好きだよ」「なんで「は」のところだけ強調するの」「じゃあお前の歌「も」好きだって言ったら?」と何だかいい雰囲気のやり取り。これは!一歩進んでしまうのでは!?と思いきや「轟君達の歌「も」好きってこと?」とプロデューサー。なぜ、何故そうなった……伝わらない想いは結局言えないまま、鷹通は「このポンコツプロデューサーめ」と罵倒してこのシーンは終わり。うーん、これはプロデューサーが悪い。気付いてあげてよ〜!!

ここからは3話!突然プロデューサーの元に一通のメールが届きます。いちみちではなくいっつうです。一通。紛らわしくて申し訳ない。
開いてみるとメールは鷹通から。『15時に隣町の薔薇園に来て欲しい』とのこと。そして現在時刻は14:30。そういうのはもっと早くに〜!?言って〜!?!?ですが恐らくプロデューサー、車をかっ飛ばしたようでキッチリ15時に到着します。さすが。

何故こんなところに呼び出したのかと思えば、先日の新曲の歌い方について、自分の正解がやっと見つかったとのこと。それを最高の環境で聞かせたかったのだとか。その為だけにこのお坊ちゃん、なんと先日のバーに続いて薔薇園を貸し切っております。ここでも発揮されるセレブ力に圧倒されつつベンチに座って自分の為だけに用意されたスペシャルステージを堪能するプロデューサー。いつもよりも優しい歌い方、ピアノの音。思わず涙が零れてしまうくらいに素晴らしい演奏だったようです。
鷹通はプロデューサーと一緒に演奏したあの日のことが忘れられず、その想いのまま歌ったのが今の歌だと。あの優しい声は、ピアノはその想いから紡がれていたというのです。またも余談ですがこのあとくるダミヘが……めちゃくちゃヤバい(詳しくは実際に聞いて!!)のでぜひぜひぜひぜひ聴いてください。オススメ。

ところで、最高の環境で聞かせたかったと鷹通は言いましたが、なぜこの場所を選んだのか?それは5月は薔薇の旬だから。ちなみにこのイベントは2016年の5月に開催されておりました。タイムリー。
薔薇園の薔薇も、鷹通が胸につけている青い薔薇のコサージュも綺麗だね、と零すプロデューサー。鷹通はそのコサージュをあっさりとプロデューサーにプレゼントします。いや……彼女も気にしてるけどそれってお高いんでしょう…?「高いのは否定しない」とのことなので庶民の我々が聞いたら目が飛び出すような金額の品なんでしょうね…それをあっさりプレゼントするとは流石……。

コサージュを渡した鷹通は青い薔薇の花言葉を聞いてきます。プロデューサーは「奇跡」「神の祝福」と答えますが鷹通が指しているのはどうやら違った様子。今度は西洋の花言葉は?と聞いてきます。西洋の花言葉、皆さん知ってますか?私はプロデューサー同様西洋の花言葉までは知らなかったのですが、正解は鷹通が教えてくれました。『Love at first sight』。聞き取れなかった彼女にもう一度、は言わないまま、せっかく貸切にしたんだから園内を見て回ろうと誘ったところでストーリーは終わりです。




『Love at first sight』意味は『一目惚れ』。鷹通は彼女を一目見た時から好きだったと、ずっと前から好きだったと、とても遠まわしな告白をしていたのでした。肝心のプロデューサーには伝わりませんでしたが……。
そんなこんなで2016年初のカードはちょっぴり恋愛要素濃いめ!ここから徐々に鷹通からプロデューサーに向ける想いの矢印が大きくなっていくのです。
そしてこの流れで明日紹介するのは!ジューンブライドスカウト2016です!どんな激甘ストーリーになるのか〜〜〜〜期待はしすぎず適度に楽しみにしていてください……。