「どんな荒波も、逃げ出さなければ打ち勝てると知っていたからな」

二回目の中間発表が出ましたね!鷹通は……未だ2位と惜しいところです。1位との票差は前回よりも少し開いてしまいました。しかし!!Lancelotの2回目のピックアップはこの後16時からです!Alchemistは既に始まっています!まだまだ充分巻き返せると思いませんか?微々たる票でも、例えログインボーナスやデイリーミッションの数枚分でも、単発1回の1枚だとしても、重ねれば1位への道に繋がります。もうスカウトは回さないから、と諦めず、最後の最後まで戦いましょう。ここで終わるわけにはいかないって、本人がそう言っているので。

ということで今日はちょっと早い更新です!今日紹介するのはLancelotの4回目のグループスカウト、ゴシックスカウトSR【見栄っ張りナイトスクール】です。4回目にして以前サイバースカウトで組んだRE:BERSERKと再び共演になったのは何故なのか。そしてグループスカウトはAlchemistを除いてどのグループも外注絵柄が多い中何故本家絵柄だったのか。分かりません。なにもわかりませんとも。未だに理解は出来ていません。なんだったんだこれ。夢?



さて今回のお話は、ル・シエル・ブルーのようにピアノの音を聞いたプロデューサーが音楽室へと向かうところからスタート。扉を開けると居たのは鷹通、力強く演奏していたのはベートーヴェン
「運命」。これを鷹通が気持ちを込めて弾いていたのには理由がありました。
この曲のタイトルの由来は冒頭の部分(あの有名なダダダダーンのとこです、伝われ)は「運命がドアを叩く音」とされているからなんだそうです。抗うことの出来ない壁の到来、人生の荒波に翻弄されながら生きる人間を意味している。即ち、運命に怯えている。……と、ここまでまるっと鷹通の言葉を引用しております。音楽には明るくないものでして。そういうことらしいんです。知ってました?私はもちろん知りませんでした。
そんな曲に心がこもるということは、もしや鷹通もなにかに怯えているのか?ストレートにそう聞くと言葉を濁されますが、なにかあったなら話を聞く、と優しくされては頑なな心も解けるというものです。鷹通が不安に思っていること、怯えていることは……次の仕事の内容。一誠曰くホラー映画のオファーが来たとのことで、また自分をからかうための嘘なんだろうとプロデューサーに確認すれば、彼女はその噂は本当だと言う。しかし、正統派ホラーという訳では無いそうで、ジャンルを決めるなら『ゴシックファンタジーホラーラブストーリー』と分かりにくいもの。この映画の詳細、鷹通が演じる役についてプロデューサーは詳しく教えてくれました。

今回Lancelotが挑むのはオムニバス形式の一人芝居のお話。世界観や軸は同じで、それぞれ自分に焦点を当てられたお話を演じることになるそう。鷹通が演じるのは『夜にだけ現れる館の主人に仕える悪魔の執事役』です。
ラブストーリー、しかし相手役の居ないお芝居ということで実際に相手は居ませんが、設定としてこのお話には少女が登場します。鷹通の担当するシナリオに登場するのは『500年に一度生まれる繁栄の力を持った少女』。本来は鷹通が仕えている主人(一誠)がその少女を花嫁にすべく求めているのですが、執事(鷹通)の方が先にその少女と出会ってしまいます。URの鷹通のビジュアルの通り、悪魔の頭には角があり、顔半分は皮膚がなく骨が剥き出し。そんな姿を見ても怯えない少女に執事は惹かれ、やがて二人は恋に落ちてしまう。執事として主人のことは慕っているけれど、恋した相手は流石に主人が相手でもやすやすとは渡せない。主人と出会ってしまう前に少女を人間界に帰そうと執事は奮闘する……というのが鷹通の受け持つストーリーです。これだけ詳しい内容が出ているならボイスドラマ化やノベライズを期待したいのですが……ど、どうなんでしょう?難しいのかな?でもこれだけで終わっちゃうの勿体なくないですか?こんなストーリーがあと二人分あるんですよ?
ストーリーを話し、改めてオファーを受けてくれるかどうか聞いてみると鷹通からは「荒波は乗り越えてこその運命だ」との返事。つまりOKしてくれるらしい。けれど!鷹通はひとつだけ条件を提示してきます。

鷹通が提示してきた条件、それは真夜中の学校に一緒に忍び込む事。何故かというとホラーが苦手だと思われているようだからその勘違いを解きたいと。果たして本当にこちらの勘違いなんでしょうか…?
今回演じるのは執事役ということもあり、ここで冷静さを保って芝居に繋げたいという意味もあるとのこと。そう語っている最中、不意にどこからか猫の鳴き声が。それを聞いた鷹通、すごい勢いで叫びます。それはもうものすごい声量で。ここがボイス付きなのですがイヤホン越しにうっかり気を抜いて聞くと耳をやられます。というレベルです。いままで聴いたことない声をしてました。めちゃくちゃ面白いので是非ともいつか揃えて聞いてみてください。
校舎内に入った後も鷹通はちょっとした物音で大袈裟すぎるくらいの悲鳴を上げます。時には窓に映った自分の姿に驚いたりなど……重症です。ホラーが苦手じゃないとは、冷静さを保つとは、一体。プロデューサーよりビビっちゃってますからね。

校内を回りながら、プロデューサーが流石に怖くなってきたと告げると鷹通も「少し怖い」と返します。少し?少しとは?という感じですがここは男のプライドを尊重してあげることにしましょう。こちらからやっぱり手を繋ごうと誘えば……ものすごい力で握り締められます。強く握りすぎだよ!と指摘した直後、運の悪いことに鷹通の首筋に雨垂れが直撃。またしても悲鳴。そして水との相性よ悪さがここでも発揮されてしまいましたね、本当に水辺や突然の豪雨には気をつけて頂きたい。
絶対手を離すなよ!と縋る様はもう、情けないことこの上ないですが、ここで鷹通はようやくお正月の宣言を思い出します。行動で行為を示すと宣言したにも関わらずこの体たらく、今のところ正直何も示せていません。気を取り直し、何とか冷静さを取り戻すと「ここからは俺に着いて来い」と。手をしっかりと握り直し、普段通りに振る舞おうとする鷹通に無理はしなくていいとプロデューサーは告げますが……無理はしていない、実際少しはしているかもしれないけれど、と精一杯の強がり。彼いわく「無理をしてでも、自分を騙してでも、かっこよくありたいときがあるものなんだ」とのことでした。好きな女の人を前にしていますからね、そう思う気持ちは分かります。普段から見栄っ張り、かっこつけたがりの鷹通なら、尚更。

せっかくの夜の学校、ホラーな雰囲気なので映画についての話をしたい、との提案をプロデューサーは受け入れます。鷹通はあの映画の中の少女をもしも好きなひとだったら、プロデューサーだったならと考えたそうで、そうしたら役の気持ち、執事の気持ちが痛い程分かったそうです。例え信頼している仲間が相手でも、好きな人は渡せない、渡したくない、鷹通はそう感じてしまったとのこと。ぎゅっと手を握られ「お前を誰にも渡しはしない」と告げる姿は先程までとは打って変わって真剣そのものでした。

3話ではついに映画の撮影!ですがスタッフ曰く今回撮影に使われる洋館は本当に『出る』と噂の心霊スポットだそうで、鷹通は撮影が始まる前から取り乱してしまいます。いったいどうなる事やら……とハラハラしましたが、撮影自体は滞りなく終了。役に入ってしまえば恐怖心はなりを潜めてしまうようです。ちなみにここの演技シーン、めちゃくちゃすごいので是非見てください。年々進化していく鷹通の演技に魅了されること間違いなしですよ!

撮影が終わり、少し座って話をしようと言うことになってプロデューサーはまず鷹通の演技を褒めます。苦手な題材にも関わらず惹き付ける演技をやりきれたことを。それに対して鷹通は「ベートーヴェンの運命も第四楽章に入ると運命に打ち勝ったことを称えてくれる」「どんな荒波も、逃げ出さなければ打ち勝てると知っていたからな」と返します。
そんな彼をプロデューサーは「前向き」と評しますが、彼にも前向きになれないことがあるそう。それは他でもないプロデューサーに関わること、恋愛においては後ろ向きになりがちなんだ、と。これを言ったら嫌われるかもとか、引かれてしまうかもとか、そんなことを考える瞬間が鷹通にもあるようです。なんだか意外ですね。いつも彼はストレートな物言いをするものだから、そういった不安は抱いていないものなのかと思っておりました。
この会話の流れでプロデューサーは彼が自分になにか言いたいことがあるのでは、と促します。言っても引かない、と約束してもらえた鷹通は、「この先一生お前と一緒に居たい」と告げます。それはもはや告白を超えたプロポーズなのでは?と戸惑う暇もなく、「いつかそれが叶うように自分の運命を切り開く」と、どんな荒波にも負けないと彼は宣言します。愛する女性と共に過ごす一生を、自らの手で掴み取ってみせると、力強い宣言でこのお話は終わり。



恋愛とは少し違いますが、人生の荒波、壁は今正に彼の前に立ちはだかっているとは思いませんか?そうです、総選挙のことです。今鷹通は荒波に抗っている真っ最中です。このお話を読んで彼を好きになったなら、共に運命を切り開いていきたいと思いませんか?心動かされた方、ぜひ1票でも2票でも投票して下さい。1位の道も1票から!ですよ!