『……先生、どうしてもダメなんですか?俺の気持ちはあなたの重荷ですか…?』

16日に終えるはずだったこのブログ、大分延長しておりますがなんとあと2枚のカードを紹介したら終わってしまいます。3周年は今月いっぱいスカウト期間なので紹介しません!頑張って引いてください!
ストーリー紹介記事、1日だいたい3000-4000文字程度書いていたはずなので27枚分となるとなんと少なめに見積もっても80000文字位は書いたんでしょうか。80000文字ってどんなもんなんでしょうか?私が過去に出してきた同人誌はだいたい12000-15000文字程度なので5-6倍くらい?となると100ページを超えるわけです。意外とたくさん書いていたんですね。それが出来たのも三千院鷹通という人を応援したかったから。知って欲しかったから。知った上で応援したいと思って欲しかったからです。つまりは私なりの彼に込めた愛情です。愛がなかったら出来ませんとも!なんて個人的なお話はここまで!今日も紹介していきますよ!

本日のカードは4月のBADBOY!BADDAY!スカウトSR【ギャップde名演技!?】です。前代未聞の過去イベントガチャ、前代未聞のチェンジ前後で衣装変更のないスカウト、そして前代未聞の刈り上げなしの鷹通のカードでした。色々と衝撃的でしたね。何が一番衝撃的って前回紹介したゴシックスカウトの2週間後に行われたスカウトがこれだった事ですね。スカウトスパンの狂い具合は今に始まったことではありませんが。ええ。

今回のお話も練習着の鷹通と遭遇するいつものパターン…ですが今回は練習中ではなく、何やら黄昏ている鷹通の姿を発見する所からスタートです。話を聞いてみるとダンスの練習の休憩中なんだとか。
何か用があるのかと促されたプロデューサー、鷹通に「こんな事を言うと若しかしたら困らせるかもしれないんだけど」と何やら意味深な前振り。鷹通ももしやこれは…!?とドキッとしてしまいます。こういうところ、ちょっと可愛いようなむっつりなような…何とも言えませんね、分かります。
すっかり愛の告白と決めつけた鷹通は「どんな話でも聞いてやる」「全力で受け止めてやる」と気合十分。そんな彼にプロデューサーが切り出した話は「鷹通君に高校生になってもらいたい」という、何だそれ?なお話でした。
なぜ突然そんなことを?それはこのスカウトタイトルにもあるBADBOY!BADDAY!、一回目のラビのイベントですね。その時にラビが演じた不良役が好評だったから。事務所の公式ホームページに学園ドラマの動画を掲載する運びになったそうです。
学園ドラマであれば教師も居るのではないか?と教師役に立候補する鷹通ですが、視聴者が先生という設定で進められるそうで却下されてしまいます。不満げにしながらも一誠と双海はどうなのかと聞けば、その二人は裏方に回るそうで演じる側には立たないそう。つまり鷹通一人で高校生役に挑むこととなります。
鷹通が演じるのは…まあカードを見たらなんとなく雰囲気はわかりますね。先生に恋をしてしまう、優等生の役です。教師に恋なんて校則違反だ!社会のルールに反する!と言い出す鷹通ですが、プロデューサー曰くそこは意外性を重視した配役なのだそう。
ルール違反だなんだと声をあげてはいるものの、鷹通は引き受けた仕事を投げ出す人ではありません。やるなら全力!と気合いを入れる彼にプロデューサーはドラマの台本を渡してその場を去ります。受け取った台本を開くとそこに書いてあったセリフは…!?というところで1話が終わります。何が書いてあったんでしょうね?

2話では今度こそお決まりのパターン。台本片手にセリフ練習をしているらしい鷹通と遭遇です。そしていつもながらサッと台本を後ろに隠してしまう鷹通。練習に付き合うと言われてもいつもながら素直にお願いしますとは言えません。が、先生に恋をしてしまう生徒のお話、つまり恋愛ドラマ、本当に好きな人を相手にしたなら、より感情移入できるかもしれない。それに気づいた彼はプロデューサーにやっぱり練習に付き合ってほしいと告げます。プロデューサーは断る訳もなく、目の前に立って鷹通のセリフ待ち。今回は鷹通のセリフしか存在しないお芝居なので彼女の仕事は黙ってセリフを聞いていること、ただそれだけなのです。
頭の中で自分は目の前の教師に恋をしている男子生徒、と言い聞かせ、イメージを固め、鷹通はセリフを話し始めます。『……先生、どうしてもダメなんですか?俺の気持ちはあなたの重荷ですか…?』から始まる彼の演技、普段の雰囲気とは全く違い、敬語を使って愛を囁く様はそれはもう、見てて照れてしまうくらいの熱演っぷり。プロデューサーもなんだか自分が告白されているかのように錯覚してしまいます。
鷹通が「俺の気持ちを受け取ってくれ」と言うセリフをぶつけると、プロデューサーはついに「はい」と答えます。黙っているはずのプロデューサーが、「はい」と。「間違えて」「思わず」「鷹通君に言われた気がして」そう答えてしまったとのこと、一瞬そうかと納得しかける鷹通ですがそれって……?と即座に引っかかります。その時プロデューサーは社長から電話で呼び出されてしまい、立ち去る事に。一人残された鷹通は今の返事の意味を考えますが…そこは恋愛に不慣れな彼のこと、答えには辿り着けませんでした。

数日後、撮影本番となり衣装に着替え、髪をセットした鷹通は、裏方として控えている一誠、双海に笑われます。それはもう盛大に。同い年の友達が25歳にして高校生役を演じていますからね、そりゃあもう見ていて面白いでしょう。憤慨する鷹通ですが、それよりも気になっているのはやはり先日の出来事。双海と一誠にこの前の流れを、相手がプロデューサーであることは伏せて話したところ、双海からはそれは両想いであるというニュアンスの返事を、一誠からはそんなものは本人に聞かなきゃわからないという返事をもらいます。誰の話なのか、と追及された鷹通は咄嗟にドラマの話だと誤魔化し、撮影に向かいますが、残された2人は訝しげな様子。だって、このお芝居、相手役は居ませんから……あの話の流れだと一人芝居なのに返事をもらったおかしな人です。まあ、鷹通の妄想ということで片付けられてしまうのですが…。
そしてついに撮影本番!もう見てて照れまくってしまうような愛の言葉がポンポン飛んできます。凄いです。学園ドラマ、しかも優等生役と言うこともあって普段とは全く違った様子の鷹通が見られますので、今後復刻スカウト、推しメンスカウト登録が来た時には!是非!読んでみてください!

撮影後はいつものように鷹通の仕事ぶりを褒めるプロデューサー。それに対して鷹通は「また練習の相手してくれよな、先生」と茶化して返します。最初の頃は!先生って呼ぶのが嫌だと!言っていた鷹通がです!
さっきまでの演技もあって、なんだかドラマの中の先生になってしまったような気分、確かに自分は実際に先生で間違ってはいないんだけれど…。そんな彼女に鷹通は「俺の気持ちとしては何も間違ってない」とはっきり断言して休憩しに行ってしまいます。あの演技を見たあとに!それを言われると!めちゃくちゃ照れるので、本当に演技シーンを見てください。すごいですよ、迫真の演技すぎて。

それから撮影は終了し、映像のチェックを終えてようやく帰宅することになったプロデューサー。身支度をして外に出るとなんと先に帰ったはずの鷹通が待っていました。なんでも「聞きたいこと」があるということです。
鷹通が聞きたかったのは、もちろん先日の件。あの時返事をしたのはどういう事だったのか、真剣に聞いてるから真剣に答えてくれとまで言われてしまい、逃げ道はなくなってしまいます。プロデューサーの真剣な答えは「鷹通君に告白されている気分になって思わず『はい』と答えていた」というものでしたが、鷹通は慌てて「それじゃあ俺からの告白に『はい』と答えたみたいじゃないか」と指摘。するとプロデューサーも「それはまるであなたのことが好きみたいだ」と慌て始めます。プロデューサーの気持ちの行方はもはや明らかなのに、鷹通も、プロデューサー本人も結局理解することはできません。いやそこはもう分かるだろと、思うんですが、恋愛初心者の2人には分からなかったんですねこれが……。
結局、混乱は収束しないまま、鷹通の提案により「気持ちを確かめるために」「一緒に帰る」ことになります。並んで歩いている間、鷹通はどうすればいいのか分からず、内心狼狽えるばかりなのでした。



元々鷹通に対して悪い感情は持っておらず、けれどいつまでも友達扱いが目立っていたプロデューサーでしたが、ついに気持ちの変化が見て取れるようになります。勢いに圧されたところはあるにしても、実質今回で鷹通からの告白を受け入れたのですから、やっと報われてきたというところです。
さて、恋愛ストーリー紹介はいよいよ次回で最後!ラストは一体どんなお話が待っているのか?楽しみにしていてください!