「だから、お前こそ絶対忘れるんじゃねーぞ!」

今日こそは初期恒常Rのお話です。今回からはガッツリ3話ある話なのであんまり長くなりすぎないようまとめてみます。

このお話は初期恒常R【三千院家の名にかけて】で読めるお話です。無料のフレンドポイントガチャでも出てくるしイベントスカウトなんか回してたりするとガンガン引いてるかと思います。もしもまだ読んでないよ〜って人はとりあえず!お手持ちのフレンドポイントを溶かすつもりでガチャガチャしてみてください。青い枠で頭に手を添えてる方の鷹通のカードです。



さてさてまずはこのストーリーの流れをご紹介。
このお話は「アイチュウになった鷹通の個人練習姿を初めて見掛けるプロデューサー」のお話です。
誰もいない教室で歌の練習をしているところに突然話し掛けられて動揺しつつも「用がないなら帰れ」なんて邪険な扱いをしてくる彼ですが、この態度には理由があったりします。その理由はこのカードではまだ出てこないので次回にでも。

高校の同級生、久々の再会ということもあってプロデューサーが度々思い出すのは高校時代のこと。この時は一誠、双海、鷹通が軽音部の演奏をバックに歌っていた三年生の文化祭のライブのことを思い出します。
しかしこの文化祭、鷹通にとってはあまりいい思い出ではありません。何故なら本番中、機材トラブルで彼のマイクだけ作動していなかったから。一生懸命練習したにも関わらず全く歌声は客席に届かず『小心者』なんてあだ名を付けられてしまったんだとか。少々脱線しますが彼があだ名の類を嫌うのはプロテイン鷹だの小心者だのろくなあだ名を付けられたことがないからなんでしょうか?

そんな思い出話に花を咲かせつつも鷹通はプロフィールストーリーにもあったようにプロデューサーがP業に転向したことをやはり気にしているような様子。ピンと来ないとか変な感じとか曖昧な言葉で濁されますが、やっぱり彼女の決断を否定するような意味合いではなく、むしろ彼女のこれまでの生き方を尊重しているからこそ今の彼女が選んだ道をいまいち受け止めきれていないような様子。
だけど最終的には「お前はお前なりに頑張ればいいんじゃねえの」「周りが何て言おうと」なんて言って背中を押してくれる。彼女が選んだことを頭から否定するようなことは絶対しない。それでいて躓いた時には手を差し伸べてくれるんですね、彼という人は。包容力的なものがヤバい。私の語彙もヤバい。

既にいい雰囲気ですが実はストーリーはまだまだ続いております。世間話程度にLancelotのインストアライブの映像を見た、と言った瞬間なんだか様子がおかしくなる鷹通。この時見られたくなかったって多分顔に書いてあったと思う。褒めようとすればわざわざ遮って「それ以上言うな」と。何があったのかと思ったらそのライブの時にダンスの振り付けを間違えてしまったんだとのこと。完璧主義な彼にとっては痛恨のミス、だけどプロデューサーはなんとミスに気付いていなかった!
…って言い方をすると敏腕Pなはずなのにミスに気づかないのはどうなのかって感じになるんですが、そういうわけじゃあない。なんと双海と一誠が咄嗟に振り付けをアレンジして鷹通のミスをカバーしていたのです!とっても自然に、元からそういう振り付けだったかのように。そりゃあ気付かないわけだ。10年近い付き合いの長さは伊達じゃない。

真相を知った鷹通の口からは「フォローしたならちゃんと言っとけよな!」なんて言葉が漏れますが、すかさず「元々ミスした三千院君が悪いんじゃない?」と正論を叩き付けられてあえなく撃沈。付き合いが長いだけあって会話のテンポもいい!ポンポンとお互い気を遣わずに言葉を投げ合うから個人的に読んでいて気持ちがいいのです。

ダンスは成長の余地あり、と評されてしまい「いつか絶対見返してやるからな」と宣言する鷹通。その言葉を聞いて「プロデューサーとしてこれ以上ない言葉だね」と返すプロデューサー。二人三脚で頑張る関係にこれからなっていくはずなんだけど、闘志もメラメラでアツい。負けず嫌い同士って感じですごくいい。
「期待して待ってる、だから今の言葉、忘れないでよね」って言葉には「三千院家の名にかけて自分が言った言葉には責任を持つ!」と即答。それから今日のタイトルにもなってる「だからお前こそ絶対忘れるんじゃねーぞ!」で締め。なんか『始まり』って感じがしてワクワクしちゃいますよね。厳密にはプロフィールストーリーもあるけどこのお話が全ての始まり、連載ストーリーの第一話に当たる訳ですし。




このお話で彼はダンスを間違えました。そして高校時代は自分に非は無いとはいえ機材トラブルが起きました。そして彼はプロデューサーに「見返してやる」と言いました。このストーリーが実装されてもう3年近いですが、あれからダンスのミスも機材トラブルも彼は起こしていないんです。そう、彼は同じミスは繰り返さない。一度ぶち当たった壁なら二度目は軽く飛び越える。そういう人間なんです、三千院鷹通って。格好いいでしょう?