(こいつが笑うと、どんな事も上手くいきそうな気がするから不思議だ。やっぱり、こいつは俺にとって──)

さて!朝の記事でもお知らせした通り、恋愛ストーリー紹介は今回の更新で終了です。一ヶ月掛けて三千院鷹通との三年間を振り返ってみたわけですが、どうでしょう?このブログを読んで何か彼への印象は変わりましたか?少しでも好感度は上がりましたか?もしも少しでもいい方向に誰かの気持ちが動いたのであれば満足です。

最後に紹介するのは5月に開催されたハイキングスカウトLE【オフモード・トレッキング】です。新春以来のLEがハイキングスカウトって、もっと、こう……野外フェススカウトとか、アイドルらしい題材が、あったのでは…と思わなくもないですが、まあこの前に農業とかやってますからね、まだまだノーマルな方でしょう。多分。



今回は何かを満足げに完成させている鷹通の姿からスタート。何かと思えば次のライブで販売するTシャツのデザインだそうで。ベースのデザインは3人で話し合って決めて、そこに3人それぞれに合うように鷹通がアレンジを加えたとの事。鷹通は絵を描くのは苦手とのことですが虎彦曰く色使いのセンスはあるそうですからね、適任だったかと思います。なにせプロの画家のお墨付きですから。
今回Lancelotが参加するライブは『MOUNTAIN ROCK』。その名の通り山の中で行われるロックフェスです。会場が山にあるということで準備やリハーサルの為数日前から会場入り、泊りがけで挑む事になります。有名アーティストなんかも多数出演する大きなライブ、そこに参加できるほどにLancelotは知名度を上げているのです。初期の頃はインストアライブをしていたLancelotが、です。そう考えると大きなレベルアップだとは思いませんか?

そして数日後、既に会場入りしていたプロデューサーとLancelotが合流、彼らはライブが終わるまでの数日間はロッジで生活することになります。その説明を終えるとプロデューサーはスタッフに呼ばれ、すぐにそちらへ向かってしまいます。大きなイベントということもあり準備も大変なのでしょうが、どうやら疲れも出ているようで顔色も優れない。鷹通はひっそりと彼女を心配していました。

リハーサルを終えた鷹通は本番までに改善するべき点をプロデューサーに相談しようとしますが、相変わらず多忙のようで不在。顔色が悪いまま働き続ける彼女を心配していると……打ち合わせのためにと戻ってきていたプロデューサーに独り言を聞かれてしまいます。
しかし特に追及はされず午後から他のアーティストのリハーサルを見学しないかと誘われ、流石に少し休んだ方がいいと声を掛けます。しかしながらプロデューサーも嫌々働いている、という訳ではありません。むしろ本番が楽しみで、何かしら動いていないと落ち着けないというのが本心。身体的な疲れは溜まっているようですが精神的には元気そのもののようです。翌日は午後だけ予定が入っているのでそう忙しく動き回ることもないから、とフォローを入れるプロデューサーに鷹通は、午前の時間を自分にくれないかとお願いし、彼女を山の中へ連れていきました。

山の中、彼はプロデューサーを連れてトレッキングへ。放っておいては本当に本番まで働き詰めになってしまいそうだから気分転換に、とのことです。
和やかに話しながら山を登っているとだんだんと足元が滑りやすくなってきたようで、鷹通はプロデューサーに声をかけますが……その途端、プロデューサーは転んでしまいます。それはもう見事に。仕事をしている時はしっかりした大人の女性、頼りがいのあるプロデューサー。そんな彼女ですが何だか目を離せないところもあります。【あの夏をもう一度】でも岩場で転んで怪我をしていましたね。それは【落ち着く関係】で本人が言っていたように『鷹通と居ると素でいられる』ということなんだと思います。
そんな事実を改めて認識し、今の彼女は完全にオフモードである、ということに気が付いた鷹通は急に気恥ずかしくなってしまいます。訝しむ彼女の手を握り、立ち上がらせて再び頂上を目指すのでした。

山頂からは本番で立つステージが見下ろせます。いいライブにしようと互いに気を引き締め直しつつそういえば今日は二人でよかったのか、一誠と双海は連れてこなくてよかったのか?とプロデューサー。相変わらず少々鈍い。
二人で来れてよかった、という鷹通に同意し、笑顔を取り戻したプロデューサーを見て鷹通は、(こいつが笑うと、どんな事も上手くいきそうな気がするから不思議だ。やっぱり、こいつは俺にとって──)と改めて彼女への好意を再確認しました。

3話ではついにライブ本番!GRの鷹通のいい笑顔を見ると分かりますがこの時の彼はいつも以上にライブを楽しんでいるように見えました。ライブシーンもぜひお見逃しなき様お願いします!

そしてライブを終えた夜、余韻に浸るプロデューサーの姿を鷹通は見つけます。そして頑張ってくれた彼女に見せたいものがある、と、2話のように再び山の中へ。彼が見せたかったのは夜空に輝く月と星でした。
星空を見上げながら、ようやくプロデューサーは鷹通が自分を心配していてくれたことに気が付き、謝ります。本当ならプロデューサーである自分があなたの心配をすべきなのに、と。しかしそこは長い付き合い、鷹通は彼女の性質をよく理解しています。脇目も振らず目的地へ一直線!なところを。【三千院流!芸術鑑賞】でもそうでしたね、小さな絵を見落として、見たいと思っていた絵画に一直線。そんな彼女の足を止めさせたのも鷹通でした。思えばあの頃からそういう関係性は出来上がっていたのかも知れません。
しかし相手のことをよく知っているのは鷹通ばかりではありません。プロデューサーもまた鷹通のことはよく理解しているのです。例えば一誠と双海を慕っているところ、例えば本当は優しい人であるところ、実は怖がりなところとか。
最後のは悪口だと文句を言う鷹通にフォローを入れるプロデューサー、しかし鷹通は納得いかないようで他にもあるだろう、と。「例えばお前のことを好きなところとか」と大胆な発言。いつもならば照れてなんでもないと無かったことにしてしまう彼ですが、今回はそうして退かず、自分のことをよく理解してくれる、そんなお前が好きだと正面から告白。そして戸惑い、答えに悩むプロデューサーに「今はまだ答えなくていい」とも。もっと大きなステージに立ったら迎えにいくから、と、これは【覚悟の印】の時にも示していましたね。つまりはトップアイドルになったら改めて答えを聞かせて欲しいという意思表示。それまではプロデューサーとして、アイチュウである自分を支えて欲しい、そして自分はプロデューサーが無茶をしすぎないよう支えるから、傍に居させてほしい、と。
告白の答えを欲しがって、相手に自分と同じ気持ちを求めて焦っていた頃からは考えられない発言です。徐々に成長し、心境にも変化が訪れたのでしょう。そんな彼の恋がどうなるのかは……今後に期待です。このお話はここで終わりなので。



ということで!恋愛ストーリー紹介はおしまいです!毎度長い記事を書いていましたが読んでくださった方本当にありがとうございます!イベントストーリー、他キャラクターのストーリーも見てみたいよ〜なんて声があればまた書きたいなとは思いますが……一先ずはこれでおしまい。後は彼が最後の最後で大逆転できることを祈るまでです。皆様、1票でも構いませんし1票以上でも構いません。清くても清くなくても結構です。三千院鷹通をトップにする為に、彼の掲げた目標を達成させる為に、どうか投票よろしくお願い致します。それでは!最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!