「お前がいなきゃきっと今の俺達にはなれなかった」

昨日のLINEライブ、それからアワード特設サイトはもうご覧になりましたか?中間速報にて、三千院鷹通は第2位でした!今の彼はこの3年間で最上位、そして暫定ではソロデビュー圏内です!……が!目指すならば、やはりトップしかないと思いませんか?ここまで来たら1位まで押し上げたいとは思いませんか?私は昨夜改めて彼の1位を実現させたいと思いました。ので、だからと言ってなにか特別なことを始めるわけではありませんが今日もこうしてブログを更新して行きたいと思います。
投票をして、声を上げて応援して、もうそれ以外に出来ることといったら応援演説くらいしかないのです。だから私は私に出来ることを変わらず精一杯やり遂げていきます。

さて、長くなりましたが本題!今日ご紹介するのは昨年のアニバーサリースカウトのLE【覚悟の印】です!去年のアニバーサリーのチェンジ前カードは夏制服、チェンジ後はマタドールモチーフ(だった筈)の衣装で統一されていました。今現在このカードは復刻も推しメンスカウト登録もされていないので入手する手段はありませんが……おそらく、年内にまた復刻、もしくは今年の誕生日スカウトに収録されるかと思われます。



今回のお話は、アニバーサリーということもあり1周年に引き続き感謝祭の準備をしているところからスタートします。全ユニット合同のイベントとはいえ、ユニット別の見せ場なんかもあったりする様子。Lancelotもまた練習に励んでおり、プロデューサーはあっちへこっちへ大忙し。伸びてきた前髪を切るべく相談しようと話し掛けた鷹通を遮って仕事についての意見を求めてしまう程度には。ちなみに鷹通や他のアイチュウが所属するこの事務所、エルドールではどうやら【髪型を変える際は報告、相談をする】という決まりがあるようです。これが独特な髪型の鷹通にのみ課せられた決まりなのか、はたまた全員共通のものなのかは、分かりませんが。
さて、忙しそうなプロデューサーが鷹通に見せたのは2枚の写真、それもどちらも高校時代のもの。文化祭の時の写真と高校の屋上でご飯を食べている時のものです。何故そんな写真を持ち出してきたのか、というと雑誌のインタビューの準備だそうで、そのインタビューのテーマが「Lancelotの原点」なんだそうです。
説明を受けた鷹通は写真を一枚選びますが(どちらを選んだのかは明確にされていません)「これじゃ足りない」と言い出します。何が足りないのかというとそれはプロデューサーのこと、「Lancelotの原点がテーマならお前抜きじゃ語れない」「お前がいなきゃきっと今の俺達にはなれなかった」と。確かに、小説の高校生Lancelotのお話を読むと一誠と双海、そして鷹通の出会いの前にはプロデューサーと一誠の会話がありました。あの時一誠がプロデューサーから林檎を受け取っていなかったら、一誠と双海は友達になっていませんでした。そしてこの二人が友達にならなければ、鷹通もまた彼らと友達になることはありませんでした。それにプロデューサーはいつもはみ出しものの彼らのことを気に掛けていてくれたから、彼女がいなければ今の彼らは何処にも居なかったのかも知れません。
お前の存在はLancelotにとっても俺にとっても絶対だ、とまで言ってくれる鷹通、微妙に見覚えありませんか?そうです芸術スカウトのアレです。
鷹通は、いつもLancelotの中にプロデューサーを迎えてくれます。と前に言いましたね。今回もそうなんです。彼にとってのLancelotの原点、その中に、というよりむしろ中心に彼女はいつも存在しているのです。

2話ではそれから少し日が経ち何やら自慢げな様子の鷹通に「一層かっこよくなっただろ?」なんて軽口を叩かれますが…なんのことやら。と思ったらどうやら髪の毛を切ったようです。ちなみにこのLEの絵柄の鷹通、描き手は外注業者さんですがちゃんといつもより襟足が短くなっております。他はほぼいつも通りですが……襟足は、短いです。必見!
気持ちの切り替えの意を込めて髪を切ったという鷹通に、プロデューサーは「失恋した時とか」なんて言い出します、が、鷹通はきっぱりと否定。失恋せず、お前を手に入れてみせる、なんて宣言までしてきちゃいます。それはもう自信満々に。今回は髪を切った姿を見せたかったわけではなく、その覚悟を伝えたかったんだとか。
感謝祭のLancelotの単独ステージ、そこで成長した自分を見て欲しい、というお願いに、プロデューサーは当然ながら頷きます。特殊効果や演出には頼らず、自分たちの実力で勝負をする、客席側が純粋に音楽を楽しめるようにする、というLancelotの単独ステージのテーマは「原点回帰」。提案したのが誰だったのかはわかりませんが、Lancelotらしいなあなんて。
アイドルとして、ではなく男として、プロデューサーを自分のモノにしたい鷹通。そんな彼は一誠にも双海にも負けたくない、プロデューサーの一番になりたいという願望を相変わらず持っています。新規SRの時にもそのような話をしていましたね。
プロデューサーに選ばれる為ならば、彼女の一番になれるならば、どんな努力だってしてみせる。それが彼が胸に秘めている恋への覚悟でした。そういえば愛する女の人に向ける覚悟のお話、前にもやりましたね。ええ、サイバースカウトです。こうして情報を並べていくと今回のお話は今までの総まとめ、振り返りの意味を含んでいたように思います。なので該当する過去カードのストーリーを知っていると、ただこれ1枚を読み解くよりも楽しめるかもしれませんね。

さて、盛りだくさんですがまだまだ終わりません!ここからが3話!3話は感謝祭の本番前の楽屋で進行していきます。準備万端の鷹通を褒めつつ、プロデューサーはふと「私も髪を切ろうかな」とぼやきます。曰く鷹通の覚悟を聞いてから色々考えたんだとか。
いつも鷹通のことをからかって、答えを出さずにはぐらかしてきたあのプロデューサーが、やっと彼の真剣な気持ちと向き合い始めようとしている。その覚悟を示すべく彼女もまた髪を切ろうとしている。そんな状況。しかし鷹通はそれを止めます。そこまではしなくていい、と。何故ならば、彼は彼女の髪が好きだから。「お前の髪、綺麗で好きだから今のままでいい」と照れつつも教えてくれました。この前の恋への覚悟を語った時とは打って変わっていつもの照れ屋さんですが、先日のあれは練習したんだそうです。あんな格好いい事をバシッと言えたのは、ひっそりと練習したから。何だか可愛らしいような、鷹通らしいような…。
あのかっこつけた宣言の裏側を知ったプロデューサーは…笑います。めちゃくちゃに笑います。笑われた鷹通はせっかく気合いを入れたのに…と不満げ。しかしここで流されてしまってはまたいつものように男として意識してもらえない。ぐっとこらえて彼はあるものをプロデューサーに渡します。あるものとはトランプモチーフのストラップ。絵柄はクローバーのJ。なぜその数字なのか?それは以前紹介したカード【運命のキスショット】でのことが関連しています。あのお話で鷹通は、プロデューサーを気に入って話し掛けた男性にプロデューサーを賭けてカードゲームを仕掛けました。そして勝ちました。あの時の勝利はクローバーのJが繋いでくれたから、と彼は明かします。実際のカードストーリーではそのエピソードはありませんでしたが、新規SR、サイバーSRと来て今度は運命のキスショット。直近のお話たちがうまく絡んでいますね。

ですが選ばれた理由はそれだけではありません。なんとこのクローバーのJ、絵柄のモデルになった人物の名前が「ランスロット」という騎士なんだそうです。
ランスロットという騎士は不義の恋をして仲間を裏切った、それを生涯後悔し続けた』というお話を聞いたプロデューサーは、ランスロットという騎士に鷹通を重ねます。道理を重んじる部分が鷹通と似ていると。けれど鷹通は誰かを、一誠や双海を裏切ったりはしない。そういうところは違うと言い切るプロデューサー。しかし鷹通はと言うと、「きっと俺はこの恋を手に入れるためならどんな勝負にも出るだろう」と答えます。誰かを裏切ったとしても、自分の持っているすべてを投げ打つことになったとしても、プロデューサーの為なら悔やまない、と、ハロウィンスカウトの頃を思わせるような告白。それだけの覚悟をしている、このクローバーのJはその覚悟の証なんだと語ります。トップアイドルになって、恋した相手の一番になる。そういう覚悟の印なんだそうです。

この後は!Lancelot3人揃ってのライブシーンです!ライブのお仕事よりも演技のお仕事が多い鷹通は、3人でライブをしている描写がここまでのカードの中には殆どありません。というかこれが初めて?かな?どんなライブをしているのか、ファンにどんな言葉を向けたのか、知りたい方は復刻のチャンスを!気長にお待ちください…!ということで今回のお話はここまで!




2周年は「トップアイドルを目指す」ということに重きを置いているため、全体的に恋愛要素は多くなくさらりとしたお話でした。が、彼がプロデューサーの為にしてきた覚悟の重さや彼女に対する愛情の大きさは言葉でよく伝わったかと思います。三千院鷹通という人の恋愛は、いつだって言葉や態度が一番重要なのです。だから歩みは亀より遅い時もありますが、見守ってあげてください。初期恒常カードから先日の3周年までの間、彼は確実に歩みを進めてきたので。