「練習、見てくれないか?」

今日はシンプル仕上げなタイトルにしてみました!なぜこのセリフを選んだのか……は後ほど説明するとして、本日紹介するのは新規恒常R【解決はソース味】です!フランスパンを抱えた私服姿のカードで、チェンジすると恒常衣装で帽子を胸に宛てている姿に変わります。なんとこのカードは既にフレンドポイントスカウトで入手できるようになっており、言わばいつでも読めるカード!すごい!まだ呼んでないよ〜って人はぜひともフレンドポイント、もしくは三周年スカウトを回しまくって手に入れてください!



今回のお話では!久しぶり?に練習している鷹通をプロデューサーが見つけるところからスタートします。いつも通り慌てる鷹通、もうすっかりお馴染みの姿ですね。そろそろ隠れず練習してくれてもいいのに。
今回はミュージカルの稽古に行き詰まっている様子。なんでも役作りが上手くいかなくて躓いているんだとか。ずっと台本とにらめっこしているくらいなので相当切羽詰まっているよう。この時鷹通に与えられた役は……頼りになる兄貴分気質な、不良。彼の内面を知っていると意外に感じますが、まあ見た目を見てみると……納得かも?しれませんね。
いっそ不良として実際に生活してみるかとまで悩み始めてしまう彼にプロデューサーも慌てます。そして差し入れを持ってきたから気分転換をしようと誘います。彼女が持ってきた差し入れとは、一誠と双海と3人で用意したもの、彼の好物であるフランスパン。それも有名ホテルで取り扱っているもの、と、一誠が用意した辛さ控えめの明太子バター、それから双海が選んだりんごジャム。それにアボガドディップと卵ソース。色々な味のソースを付けて楽しめるようにと用意されたものでした。

仲間達が用意してくれた差し入れを食べ、元気を取り戻す鷹通。ところで以前にもプロデューサーは差し入れを持ってきたの、覚えてますか?そうです影の努力者です。あの時彼は差し入れに手を付けませんでした。恐らくストーリー内に描写されていないところで食べて飲んでいたのでしょうけれど、あの時の彼は練習の手を止めて差し入れを受け取ることよりもプロデューサーにアドバイスをもらうことを選びました。そんな彼が今回はきちんと手を休め、こうして差し入れを食べている。あの頃から、関係性や距離感が変わってきた証なのではないでしょうか。

いろんな味のソースがあれば楽しみ方が増えるのと同じように、アイデアだって人が増えれば増えるほどたくさん出るものだ、と諭され、鷹通はようやく今回行き詰まっている壁を明かします。差し出されたイヤホンを耳に嵌めると、何やら激しい曲調の音楽。ミュージカルが鷹通で歌う曲なんだそうです。Lancelotとして歌うのとは違うテイスト故に悩んでいるのだ、と。
二人で曲を聴いていると鷹通がふと「この曲は一誠が好きそうだ」と零します。一誠が歌えばぴったりなのに、とも。その時プロデューサーも鷹通も、二人同時にあることに気が付きました。そう、鷹通の演じるこの役、一誠にどこか似ている!

解決の糸口も見え、あとは練習するのみ。となるとプロデューサーにできるのはその場を去ることのみです。だって彼は練習しているところを見られるのが嫌いな人だから。そう思い、気遣って離れようとすると引き留められてしまいます。「練習、見てくれないか?」と。影の努力者の頃は、三千院家の名にかけての頃は、用がないなら帰れなんて言ってプロデューサーを追い払おうとしていた彼が、です。怪盗vsポリスの時に初めて彼女を頼って以来、どうやら心境にも変化が表れていたようです。喜んで引き受けたプロデューサーは「一緒に頑張ろうね」と嬉しそうでした。

3話ではミュージカル本番!……ではなく別件のライブ前のシーン。今回は演技シーンはなく、本番前のこのシーンでお話が終わってしまうのです。正直ちょっと不良役、見たかったですよね。それも一誠のような不良を演じる鷹通となれば気にならないわけがない。いつか公開してほしいものです。
躓いていた役作りはと言うと、あれからはすっかり好調だったようで一誠を意識しつつ自分らしさも残して仕上げることが出来たと自信満々。これは心配する必要もなさそうです。が、できればミュージカルの本番前にも今のように楽屋に来て欲しい、と頼まれます。プロデューサーの声を聞くと落ち着いて挑めるから、と。恥ずかしがらずにそう言える彼に、もう昔のような意地っ張りな様子はどこにも無いのでした。



今回のお話はここまで!恋愛要素というよりも、プロデューサーとアイドルとしての関係の進展が見えるお話でしたね。鷹通は恋愛感の強いお話とこういったお仕事の風味が強いお話が混ざっていますが、どちらもとっても楽しめます。見るたびアイドルとして成長していく姿も、勇気を振り絞って前に進もうとする姿もとても素敵です。よかったら読んでみてください。