「〜〜だったら覚えてろよ!今日の撮影中ずっと覚えてろ!俺も相手にお前を想像して挑むから!」

さて今度こそは通常営業!予定していた通りジューンブライドのストーリー紹介といきましょう!

このお話はジューンブライド2016スカウト後半戦SR【花嫁候補!?】というカードで読めます。鞄を頭に載せながらも雨に濡れている鷹通のSR、チェンジするとグレーのタキシードで照れながらこちらに手を差し伸べている姿に変わります。ちなみにですが鷹通の外注絵柄はこのジューンブライドが初でした。
イベントスカウトSRはクラウン8個で推しメンスカウト出来ますのでどうぞ読んでください。全体的に少女漫画というか…青臭いみたいな……中学生の恋愛みたいで可愛いお話ですので。



今回のお話はいつものように鷹通のところにプロデューサーが向かう……のではなく、鷹通の方がこちらにやって来ます。ゲリラ豪雨に遭い、びしょ濡れになりながら。窓から鷹通の声を聞き、その姿を発見したプロデューサーは慌ててタオルを用意し、鷹通を出迎えました。思うんですが豪雨の中の独り言を窓越しに聞き取れるってプロデューサーの耳が物凄くいいんでしょうか、鷹通の声がめちゃくちゃデカいんでしょうか。私は絶対に後者だと思います。だって彼声でかいし。

なんとか校内に辿り着いた鷹通に用意したタオルを渡し、シャワーを浴びて予備の私服に着替えるよう促しつつ、プロデューサーは「後で話がある」と言い出します。
しかも頬を赤くしながら!?いつもと違う声色で!?ル・シエル・ブルーから一体何があったのか!?ドキドキしつつ言われたとおりにシャワーを浴びて着替え、プロデューサーの待つ教室へ鷹通は向かいます。まさか……告白なんでしょうか…!?

教室に着いた鷹通は、プロデューサーから一つの質問を受けます。「結婚についてどう思う?」と。まさかの!交際を飛び越えて!結婚!?これには鷹通も動揺……しますがプロデューサーは「結婚式をテーマにした写真を撮ることになったから意見を聞きたかった 」ということでした。そんな事だろうと思ったけども!

何故鷹通にそれを聞いたのかというと、彼の家はお金持ちだから。結婚を前提としたお見合いの話なんかもあるんじゃないかと判断してのこと、そしてその判断は大正解。三千院家の将来を背負っている鷹通には、お見合いの話というのは少なくないそうです。
しかしながら鷹通は縁談の話は数多くありながらお見合いの経験はないとのこと。何故ならば、今は結婚なんてしている暇はないから。そして結婚相手は自分で選びたいから。長年片想いしている相手がいる訳ですからね、そりゃあもう、お嫁さんにしたい相手は決まっているわけです。……が、鈍感なプロデューサーはその相手に気付くことができません。花嫁候補が既にいると言う鷹通に彼女いたの?なんて言っちゃうくらいです。むしろわざとなのかな?というレベルの鈍感具合、これじゃあ進展しないのも納得です。ヘタレで奥手の鷹通と鈍感なプロデューサー、見ていて歯痒い限りです……。

嫁候補、しかし交際はしてない。つまり片思い!?誰に!?と鷹通の思い描く花嫁候補に興味津々のプロデューサー、そして絶対言わない(言えない)鷹通の攻防。これは3話に移っても続きます。

撮影前の控え室でもプロデューサーは鷹通に花嫁候補の正体を問います。そして変わらず鷹通は黙秘権を行使。そして「撮影前まで話を引っ張るのはどうなんだ?」と正論でガード!それでも「三千院君ならいいと思って」と退かないプロデューサー。「その相手のことを考えたいから静かにしろってこと?」と聞けば「そうだよ」と肯定。もう黙らせたくて必死なんでしょうね。
しかしながらそこで諦めるプロデューサーではありません。食い下がり続け、あなたの恋を応援したいだけなのに、と悪気のない刺さる一言を投下。とうとうキレた(?)鷹通は「そんなの本人に言ってもしょうがないだろ!」と暴露してしまいます。

本人、とまで言われればさすがのプロデューサーも彼の花嫁候補が誰なのか察してしまいます。慌てて「忘れろ」という鷹通ですが言ってしまったものは取り消せない、忘れられるわけない、と返されてしまいます。
突然の告白に慌てふためく彼女に鷹通は今日のタイトル、「〜〜だったら覚えてろよ!今日の撮影中ずっと覚えてろ!俺も相手にお前を想像して挑むから!」と宣言。「恥ずかしくて見てられないよ!」と言うプロデューサーに「恥ずかしいのは俺の方だ、バカ!」と反論したところで終了。もう読んでて書いててめちゃくちゃ恥ずかしい。本当にこれ25歳の恋愛ストーリーなんでしょうか?



というわけでこのジューンブライド2016が、なんと鷹通の初めての告白のお話にあたるわけです。勢い任せのうっかり告白が、彼の初めての告白。割と彼、キレた時にうっかり本音を暴露してしまうんですよね。年相応に落ち着いて話すことをお薦めしたい。
今回のお話は甘……くはなかったですが!恋愛要素はめちゃくちゃ濃いめだったのではないでしょうか!今後のお話にもご期待下さい!