「お前、あったかいな。手とかこんな小さいのに……すごく、あったかい」

今日も今日とて一日一通!一位の道も一票から!ということでストーリー紹介と参りましょう!

今日紹介するのはクリスマススカウト2015のLE【今日だけは】です。赤い枠のトナカイの角を着けてちょっぴり照れ顔のカードです。チェンジすると白い衣装に身を包んでいる、一誠と繋がる仕様のカードでした。
アイチュウが配信開始された最初の年はクリスマスもハロウィンも新春も、SDスカウトではなかったのです。この頃もまだ前後半に分かれていない頃、やっとルナと桃助が追加された少し後くらいです。ちなみにこれが年内最後のイベントスカウトになるので2015年実装のカードはこれで終わり!そしてこの後鷹通は5ヶ月程度スカウトをお休みします。ので、明日はイベントスカウトカードではなく第一回目のイベント報酬カードのお話をしようと思います。その前に!まずは今日のお話からですね!



今回のお話はクリスマススカウトということでクリスマスのお話。入っていたお仕事が急遽延期になってしまって時間を持て余したプロデューサーはせっかくだからと街中を歩いて回ります。が、クリスマスということで周りはカップルだらけ。独りで歩いてる事が寂しくなってしまいます。
寂しい気持ちを抱えたまま歩いていると偶然鷹通と遭遇、何かしら用事があって出ていたらしい彼ですが「大した用じゃない」とのことで独り身で寂しいプロデューサーの相手をしてくれることに。自信満々に俺は優しいからな!なんて言っちゃうところが彼らしい。

思う存分鷹通を連れ回したプロデューサーはすっかり寂しいのも忘れて満喫出来た様子。ありがとう、と言えば鷹通はこんな日に俺と居てもいいのかよ、と。他に過ごしたい奴が居たんじゃないかなんて窺ってきます。仮にも好きな女にそんな事聞くなよ!と思ったのは私だけでしょうか。
鷹通の思っているような相手は今のプロデューサーには居ないようで、このあとも帰って料理を作って眠るだけ、今は仕事一筋だからと返されます。「そんな女にクリスマスを一緒に過ごす彼氏が居ると思う?」なんて笑う彼女に「残念な女だな」 なんて返せるのは長い付き合いだから。やっぱりこの2人の距離感いいですよね。プロデューサーから見た鷹通が完全に友達って感じなのが少々歯痒いですが。

この後も予定がないというプロデューサーを鷹通はクリスマスパーティーに誘います。一誠と双海とバーを貸し切ってのパーティー、確か一誠のストーリーによると毎年クリスマスは三人で過ごしているんだとか。貸切っていうのが何ともセレブですよね……芸術スカウトに引き続き。

誘いに乗ったプロデューサーは夜になってパーティー会場になっているバーに向かいます。ここでも「女の子は準備に時間がかかる」と言うプロデューサーに「女の子なんて歳じゃないだろ」と返す鷹通。デリカシー、ないのかな!?付き合いが長いから冗談で済んでるけど他の女の子に言ったらダメだよ!という気持ち。
さてそんなデリカシーのない鷹通、頭にはトナカイの角を装着していて完全に浮かれた見た目。何事かと聞いてみれば双海、一誠とじゃんけん勝負をして負けてしまいサンタ帽を被る権利を貰えなかったんだとか。25になってサンタ帽やらトナカイの角やら着けて飲み会しちゃう悪い大人達、可愛いのでは?
気を使って自分もトナカイの角を着けると言ってくれるプロデューサーですが角は一つしかないとのこと。代わりに双海がネタとして買ってきたミニスカサンタがあると勧められ断固拒否!なんなら鷹通にミニスカを履かせる勢いですがもちろん鷹通も全力拒否。勢い余って「お前が着た方が可愛いだろ!」なんてドストレートな褒め言葉(?)これにはプロデューサーも照れてそれまでの勢いを失ってしまいます。鷹通も思わずと言わんばかりに今のなし、なんて言う始末。この頃の彼が甘いことをいう時はだいたいキレた勢いが多いです。ムード、0。しかしムード満載で愛を囁かれるより却って恥ずかしいんですよねこれ。毎回照れさせられます。

何となーく気恥ずかしくなって出来てしまった沈黙を埋めるようにプロデューサーは鷹通が抱えている花束を飾ろうとします。しかしそれは飾りではなく、鷹通からプロデューサーへのクリスマスプレゼント。LEで抱えてる(多分)21本の黄色い薔薇の花束ですね。黄色い薔薇、好きな人に贈るにはあまり花言葉が良くないということで有名ですが調べてみたら「あなたを恋します」とか「献身」、「可憐」なんて意味もあるそうで。ちなみに21本の薔薇の花束には「心からの愛」なんて意味があるそうです。狙ってやってるのかたまたまなのかは、明かされませんが。
(LEのイラストには無いですが)手の絆創膏は関係ないと言い張る鷹通、実はこの花束は買ってきたのではなく自分で庭に咲いているものを切って包んできていました。関係ない!なんて主張する鷹通をからかいつつ花束を受け取りクリスマスパーティーは終わり。

3話からは後日のクリスマスライブの話に移ります。
本番前の楽屋で寒さに耐える鷹通に暖房の温度をあげようか?と聞けば喉が乾燥するから我慢するとの返事。年内最後のライブで声が出ないなんて、かっこ悪いところを見せるなんて問題だ、と言うのは元の仕事への意識の高さもあるでしょうけれど、もしかすると高校時代のライブの思い出もあるからなのでしょうか。いつでも万全の準備を整えていたい、客席に声が届かないステージにはしたくないといった様子。
とは言え寒さに震えているアイドルを放って置くわけにもいきません。プロデューサーは鷹通の手を握って暖めてくれるのです。男らしい。男性側よりよっぽど乙女ゲーみたいなスキンシップをしてくれる。鷹通はと言うと赤面しながら慌てております。どっちがヒロインなのかな?
プロデューサーの手に暖められた鷹通がぽつりと零すのが今日のタイトルのセリフ「お前、あったかいな。手とかこんな小さいのに……すごく、あったかい」です。
またこうやって温めてくれよ、とか、今日だけは甘えさせてくれ、なんて素直なセリフが出てしまうのは冷えた手を暖められて心まで解れたからでしょうか。今日だけじゃなくまたこういうことがあれば、二人きりになることがあれば、なんて約束をしてライブに向かいます。ライブシーンもこの後ありますがアイドルらしいMCのみの為割愛。読みたい方はぜひ二枚揃えて読んでください。




ということで!2015年配信カードはこれで終了!ちょっぴり甘い空気にもなりましたがまだまだ同級生のお友達、な距離感が抜けません。もう少し先の話になるとこの距離感に鷹通が悩み始めたりもするのですが、ハイ、なにせプロデューサーが完全に彼を友達として見ているので一歩進むにはまだまだ時間がかかります。長い道のりですがお付き合い下さいませ。